蝶々



初めから壊れることがわかっていた。

壊れることを知っていたのに、
その一時的なものを
言葉にしてしまったわたしは
卑怯者?



永遠なんて
信じたふりだけでも良かった。

でもわたしは
なにかを演じるのは苦手なの。
遠くでみているわたしが
きっとばかにするでしょうね。



誰かより強くなりたかったの。

それがわたしを
弱くしているなんて
とっくの昔に気づいてた。
間違ってるとは
今でも思わないけどね。



本当はきっと
あなたと話したかっただけ。

友人になりたかったんだ。
あなたとたわいない話をして、
無邪気に笑う。




無邪気なんて今さらね。
純白の心なんて
どこにあったのかしら。

すっかり汚れた片翼で
地面を這いずり回る。


一度だけでも
空色に染まってみたかった。

蝶々

蝶々

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-09-20

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted