ダメダメ遥
「ふぁーーー」
今日も仕事が終わった。
クタクタ。
足もダルいしお腹もすいた。
部屋までが遠く感じる。
明日も仕事。
帰ったらお風呂入ってご飯食べて、洗濯物取り入れてたたんで・・・
一人分しかしないとはいえ、これらの事を今からすると考えると
「しんどーーーあ~恭介がいたらなー」
恭介とは一ヶ月前まで付き合ってて、料理がそんなに得意じゃなかったけど毎日ご飯作ってくれてて。
びっくりするぐらい熱すぎる日や冷た過ぎる日もあったけど、お風呂も毎日用意してくれてた。
恭介だって仕事してるのに、私より優しくて気がきいて。
「恭介・・・」
「あーーもうっっっ終わったんだから次よ次!」
部屋に着いてドアを開けても
「真っ暗っっっ」
当然よね明かりがついてるほうが変だわ。
「おかえり」
って、言ってくれる人もいない。
キッチンからご飯の匂いもしない。
「あーーまた頑張って彼氏つくるか」
ん?
頑張って彼氏って作れるモンだったっけ?
そもそも私がすればいいことなのに。
「あーー恭介ぇぇぇ」
じゃない。
「恭介みたいな男、私の彼氏になってぇぇぇ」
今日もダメダメ遥の1日は終わる。
ダメダメ遥