みえるもの
僕の幼なじみの志織は眼鏡をかけている。
その姿はとても凛としていて僕は好きだ。
・・・なんて言えない。
ある日、イタズラで志織の眼鏡をとりあげた。
「返してよー」
と言う彼女の声を聞きながら、テーブルの向かい側から眼鏡をかけていない志織の「素顔」
もまたいいものだと思いながらニタニタ見ていた。
・・・なんて言えない。
「もうー眼鏡がなかったら貴臣の顔見れないよー」
えっ
「この距離でも?」
「うん、のっぺらぼうみたい」
それは嫌だ。
僕は志織に眼鏡を返した。
みえるもの
僕の幼なじみの志織は眼鏡をかけている。
その姿はとても凛としていて僕は好きだ。
・・・なんて言えない。
ある日、イタズラで志織の眼鏡をとりあげた。
「返してよー」
と言う彼女の声を聞きながら、テーブルの向かい側から眼鏡をかけていない志織の「素顔」
もまたいいものだと思いながらニタニタ見ていた。
・・・なんて言えない。
「もうー眼鏡がなかったら貴臣の顔見れないよー」
えっ
「この距離でも?」
「うん、のっぺらぼうみたい」
それは嫌だ。
僕は志織に眼鏡を返した。
みえるもの