雨だれ・嘘

雨だれ・嘘

小学校の時 東京から素敵な叔母様がときどき田舎に
遊びに来ました。
私は、その時にはいつも父親の兄弟に連れられて その場所
に行きました。
 「あんたのお母さんが東京から来たよ 」 と言われていました。
へーーーーえ 綺麗な人だな・・・と
でもそれは嘘でした。その時は信じてましたが いつしか嘘だと思っていました。
大人の浅はかな作り話は子供心を傷付けます。
良かれと思いした事だとは思いますが純粋な子供心が痛みます。
私は今はなんだかぐずで ぼーーーとしていますが 子供の頃はいつも
大人の顔色を見て行動していました。
だからかもしれませんが少し大人びたところがあったように思えます。
親の愛情をたっぷり受けて育った子と残念ながらそうでない子を比べると
愛情を受けられなかった子は成人・老年になってからもどこかに心の
貧しさがあると思います。いろんな場面に貧しさはでてきます。
無償の愛と言えるのは親だけです。その親が愛情をかけてくれなかった
のですから・・・・  
でも自分の人生は自分で切り開けます。親が愛情かけなくても立派な
人はたくさんいます。 そういう人こそ尊敬したいです。

雨だれ・嘘

雨だれ・嘘

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-09-05

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