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人は変わるんだと知っていたら
私はもっとずっと前にゆめを殺していた
明後日には何かが変わると信じて
秒刻みで日常を描いていく
明日になるころには
忘れ去られた希望たちが思い出に変わり
今日にはもう跡形もなく消え去っている
ゆめかわいいとかやみかわいいとか
ことばだけキラキラ輝いて
ぜんぶうそっぱちうわっつら
欲しかったのはしあわせででも
それはもう左手首に描いてあった
気付いてなかっただけ
あるいは気づかないふりして
死にたいなんて嘘を吐いてた
本当のことなんて私はわからない
一生知る気もない
何もわからないまま
わからないことを嘆いて
ゆめを見続ける
最低に贅沢な恋の仕方
まだキスも知らない
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