雨だれ・再会 1

雨だれ・再会 1

再会 1

今も電話で親戚の叔母さんと話していましたが まま母は数年前に
亡くなったそうです。
戻りますが 父親は私が結婚する時も 一応 育ててもらってはいない
けれど 報告だけはしておかないとと 周りの親戚の人が連絡して
くれました。 父親は東京に出てきてくれました。 
「相手はなにをしている人か」と聞いてきました。「サラリーマンで営業職
だよ」 といったころ 「そんな行商のような仕事をしているんじゃ だめだ」
と言って田舎に帰っていきました。
その後 父親から電話が来た時 あまりに腹立たしかったので
「子供を一人育てないのによくそんなことが言えるね」 と私は言って
しまいました。それを聞いた父親は何も言わずに電話を切ってしまいました。
近くにいた叔母が「なんでそんな事言うの」と怒り声で怒鳴りました。
その叔母の息子がその会話を聞いて「子供としてそういう気持ちは当然だ」
と擁護してくれました。その時はとても嬉しかった。その言葉で救われました。
叔母は息子に「お前はだまっていろ」とカンカンです。
結婚してから父親にも会った事がありません。
というか会いたいとも思いません。

雨だれ・再会 1

雨だれ・再会 1

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-09-01

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