雨だれ・父親とまま母

雨だれ・父親とまま母

父親とまま母

このころはグループサウンズの全盛期でなんといってもトップは
タイガースのジュリーです。
いまでいう イケメンでカッコよかったです。今はジュリーもフトメン
ですけれど・・・ でも声は相変わらずいい声です。
毎朝、グループサウンズが2組位出演する番組があり それを見て
登校していました。一緒に叔父がTV見ていると こんなのすぐに
飽きていなくなるよと言っていましたが 私は どうしてそんな事言う
のだろうと思いましたが やはり いつのまにか解散したりTVに
でなくなりました。そんなものなんですね。

高校の時 実家のまま母がいるところに帰った時のこと(親戚の人が
一度父親のところに帰ってきたらと言われ)一人ではいやなので
友達に一緒に行ってもらいました。
なにが気に入らないのかわかりませんが まま母はつんけんしています。
父親は嬉しそうな表情をしていた様な気はします。
夜になっていよいよ寝るときに2階からまま母が布団を放り投げます。
勝手に布団を敷けという感じです。その時友達が一言
「もう こんなところには来ない方がいいよ」と言いました。
翌朝、私たちはそうそうに東京に帰りました。わざわざ一緒に行ってくれた
友達にもいやな気分を与えた まま母 凄し です。
遊びに行かなければ良かったと後悔しました。 父親もこんな人をもらって
人を見る目がないのだと思うしかないのです。
私は子供の頃からぶどうが大好きで(育ったところがぶどうの産地)夏には
ぶどうばかり食べていました。私はぶどうの早食いは得意です。
私が東京に来てから親心っていうのがあればぶどうくらい送ってきてくれても
いいのに・・・と子供心に思いました。
東京の親戚には皆に送っていたそうです。 これを聞いた時には悲しくなりました。
こんな父親です。

雨だれ・父親とまま母

雨だれ・父親とまま母

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-09-01

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