8月31日

8月31日

言葉は…メロディはどんどん溢れてくるのに、
どうしても哀しい詩にしかならないんだ。
君に届けたい想いはたくさんあるのに、
君に伝えたい言葉は溢れてるのに。
どうしてこんな胸が苦しくなるような詩しか作れないんだろう。
君の笑顔を見る度に、幸せに…同時に切なくなるんだ。
手を伸ばせば届くのに。
手を伸ばせば君に触れられるのに。
君へと伸ばした手が空を切る。
僕は詩でしか、歌うことでしか「僕」を伝えられない。
それは天命だ。
神様から与えられた力であり、僕の罪だ。
たったひとつの言葉を紡ぐだけなのに、
こんなにも遠回りして、曲がりくねって。
優しい君の言葉さえ僕を突き刺す狂気となって。


君の声を聞くだけで、心はこんなに満たされるのに。
君の笑顔を見るだけで、幸せだって思えるのに。

『今隣にいるあの子に、キスできたらどれほどいいだろうか…なんて考えながら。』

願ってはいけない、望んではいけないって頭ではわかっていても
身体が、心が、それを受け付けない。

素直になれない僕だから、
うまく伝えられない僕だけど、
君へ贈る詩は歌えるよ。

僕から君へ、すべての心に感謝して。

『ちっぽけな愛のうた』

8月31日

君への気持ちは詩にこめて。

ありがとうございました。

8月31日

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-08-31

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