パリ子14第3話 スカトロ大佐現る

カストロ太郎

俺はカストロ太郎。キューバ人と日本人のハーフだ。といってもスペイン語や英語が出来る訳でもなく、今日も日雇い派遣の軽作業で汗を流した。この頃の会社の職員のKA藤のパワハラは凄まじく、仕事が出来ない俺は
「糞食べて寝ろ」と言われた。
望み通り今夜はストレス発散に公衆便所の便器に向かって絶叫だ。
「SA藤のアナルは掘られ済!」
「SA藤の妻は取られ済み!」

と叫んでいると、便器の落書きにパリのエッフェル塔の絵が有った。
最近の女子はこんな落書きを書くのかと思った。
「私のアナルを舐めてくれる男性大募集。時給3000円支払います。
番号は090-××××-×××× パリ子」
これは俺の時給の3倍以上!どげんがせんといかん。
早速電話をすると、秘書を名乗る男性が出て、23日の14時にSHIN栄駅の改札口で待ち合わせということになった。
 派遣の仕事をキャンセルし、服を新調して半年振りのヘルスに行く気分で改札口に着いた。改札口から出るとなんと職員のKA藤がいるではないか。
「お前も舐めにきたのか?」と尋ねられると
「はい、僕の仕事ですので」と素直に答えた
「私は単純な趣味で来たのだが、知っているか?パリ子のアナルを舐めると永遠の若さが手に入る事を。」
「本当ですか!」
「ああ、風俗1000人切りの俺が言うんだから間違いない。でも、先に舐めるのはおれだからな。」
突然そこに全身黒ずくめの女性が現れた。身長は170以上あるだろうか?
「貴方が舐めたいアナルは排便後のアナル?風呂に入った後のアナル?」
俺は勿論
「排便後のアナルです。」と即答した。
KA藤は少し考えて
「洗った後ですね。」
と答えた。
「私は正直者の太郎さんに舐めさせます」
と微笑みながら答えた。
 舐める仕事が終わり翌日の派遣の仕事に出掛けるとKA藤が恥ずかしそうに挨拶した。
俺も挨拶しようとしたが、うまく舌が回らない。舌が辛いと感じたと思ったら、
「KA藤のアナルは掘られ済!KA藤の妻は取られ済み!」
と叫んでしまった。急いで謝ろうとしても、口が言う事を聞かない。
それからの事はあまり覚えていない。俺は、違う派遣会社で働いているが同じ様なパワハラに遭っている。今夜も例の女子便所で叫ぶこととなるだろう

パリ子14第3話 スカトロ大佐現る

パリ子14第3話 スカトロ大佐現る

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-08-22

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted