星空のムコウへ
この世には、人間とは似て非なるもの、「月人」と呼ばれる生き物が居た。
月では、ある囚人が、強力な力を手にし、監獄を破り、暴れ回った。
月はその囚人の物となった。その囚人には、だんだんと部活がつくようになった。
囚人は思った。「地球と言うものも、自分の物にする」と………
七月七日
俺はこの日、運命の人と出会った。
「いってきま~す」
俺はダラダラと家を出た。
俺の名前は「玲禅瑠樹(れいぜんるき)」
ただの高校2年生だ。
友達もほとんど居ない、寂しい奴だと思われてもおかしくないだろう。
学校は、いつも通り終わった。
部活はしてないので帰りは早い。
時間を持て余しているので、そこらへんで道草でもくいながら帰途に着く。
今日は何故か遅い時間まで遊んでいたので、日もおちていた。
帰り道、酔っ払いが倒れ込んでいた。
俺は過ぎ去ろうとした、その時‼
視界が紅く染まった…
目の前には人とかけ離れた生き物が転がっている。
酒臭い匂いと、紅い血の匂いが混ざっている。
嫌な予感がした。
俺は急いで逃げ出した。
「ドスッ」
背中から、鈍い音がした。
背中に触れると紅い液体が流れている。
「あぁ、俺は死んだのか…」
そう思った。
「これで、終わりなのか?」
「俺は、これで終わるのか?」
そう思っている間も、紅い液体は流れ続けていた…
「あぁ、音がする…誰だ…?」
目の前には、少女が立っている。
感情が無いような、真っ青な碧眼に、凛々しく輝く銀髪。
そしてなによりも、可愛かった。
「貴方にはまだ、やることがある…」
意味が分からなかった、だがいずれ、知ることになるだろう………
星空のムコウへ
どうも、お初です。「上白沢輝夜」と申します。
今回は、予告編みたいになりました、はい。
瑠樹と謎の少女がこれからドキドキの同居生活!?
とはならず(笑) シリアスな展開になると思います。
私の「上白沢輝夜」という名前は、二時同人創作弾幕ゲームのキャラから取りました。
ZUNさん、すいません。お詫び申しあげます。
これからも、頑張りたいのでよろしくお願いします。