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足りない物足りない世界の埋め方が
わかんなかったからあなたを好きになった

恋していれば人並みでいられたし
私は私を忘れられた

あなたの好きな色でこころごと固めて
あなたをすきな気持ちを盛り上げていく

だってわかんなかった
ほんとうに欲しいものも
ほんとうはいらないものも
なにもかも全部わかんなくて
だからあなたがすきだった

忘れさせて一瞬だけ
嘘つきになるけどかまわない

ビー玉みたいなイヤリングと
羽根のネックレス
想像力よりも高く飛びたかった
そんな気持ちをポケットの中で
ずっとずっと今も握りしめてる

あなたのいないせかいでも
私はきっと生きられるんだよ
でもまるで死んじゃうみたいな気持ちで
わたしはあなたをあなただけをみつめてる

嘘つきになるけどいいよ
世界を私を忘れさせてくれたら
それだけであなたは神様だから


15081512XX

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-08-15

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