デッドスクール
あの、これつまんないですよ(・ω・ )
自分で書いてても話があってないような感じがします(つд⊂)
でもせっかく書いたので...。
「これから帰りの会を始めます。」
僕はここから帰れもしない帰りの会に参加していた...。
プロローグ 参加者
「今から言う奴は今日この教室に残ってろよ。」
担任の江崎は黄色い紙に書かれている奴の名前を読み上げた。
「安藤、安田、菊池、白石、田中。」
この5人には、何の接点もなかった。
「先生。今日私、撮影がこのあとあるんですけど。」
白石加奈。母親が芸能人の影響もあって雑誌の専属モデルをやっている。
「おい、おい。白石。今日ぐらい休んだらどうだ?お前だって疲れてんだろ?」
「そんな風に休めたらもうとっくに休んでますよ?」
白石は少しイラついた声で言った。
「とにかく、今日はダメだ。」
「ふざけんなよっ! あのじじぃ...。」
白石は江崎に聞こえるようにわざと大きな声で言った。
「よしっ。じゃあその他の奴はさっさと帰るように。」
「はい。」
帰るように指示された生徒は逃げるように帰っていった。
第一章 顔合わせ
「おい、なんで俺たちが残らなきゃいけないんだ?」
菊池将太。サッカー部の次期部長と言われるほどの実力をもつ、エースストライカー。
「そ、そうだよね。なんで...だろ?」
安田梨紗子。成績優秀の学級委員。内気でスポーツが大の苦手の帰宅部。
「俺、何もやってないよww。」
田中敦。腰パンに金髪のいわゆる不良。
「あいつ、なんの用なの?」
「あ、あたし、先生呼んでくるよ。」
「あぁ、よろしくぅのろまちゃぁんw。」
白石が言ったった瞬間アタリが沈まにかえった。
「謝れよ。白石。お前モデルとか言って調子のってんじゃねーよ。」
「誰があやまんのよw本当のことを言ったまでじゃない。」
「お前...マジで調子ぶっこいてんじゃねーよ!!」
菊池が白井市に殴りかかろうとした。
「やめて!!もういいよ!行ってくるから...。」
安田はドアに向かって走った。その瞬間...
バシャーーン!
いきなりドアがしまった。
「おい...お前また安田に変なことしたのかよ!」
「ちがう!やってない!」
安田はドアの横にびっくりしたまま動かない。
「おい!大丈夫か!?」
「...う、うん。ごめんね。ドジで...。」
安田は作り笑いをした。
「誰だよ!こんなことした奴!」
「もう大丈夫だから!行ってくるね。」
安田はドアに手をかけた。
「ぐっ...あ、開かない!」
「どけ。俺が開けてやるよ。」
しかしドアはまるで何者かに裏から押されているようでビクともしない。
「おい!なんでだよ!誰がやったんだよ!」
菊池は白石の目を見ていった。
「あたしを疑うのやめてくれる?」
「じゃあ、誰がやったてんだよ!」
ピーンポーンパーンポーン
「えぇ、教室に残っている生徒は3時間以内に下校しなさい。完全下校時刻を過ぎますとここから一生だられませーんw」
放送室からの声が急に変わった。
「もう、疲れちゃったよぉ!馬鹿な子供のお世話には!とにかく君たちぃ!
3時間以内にここ出なさいよ!」
「なんだこれ?」
「いたずら?」
「ぁぁあーもう!いたずらだと思ったでしょ!全く能無しね!これだから全く....」
「なんかブツブツいってる...。」
「あら!もうこんな時間!ほら!早く帰んなさいよ!?3間?あぁもう!2時間52分以内に!言っておくけど、危ないから一人じゃ帰らないこと!じゃ、またね♥」
この放送の後10秒以上の沈黙が流れた...。
「状況は掴めました?みなさん。」
白石はいたって冷静な口調で言った。
「どうやら俺たちは、監禁ってやつみたいだな。」
「それはちがうわ。」
「なにがだよ。出口だって封鎖されてるし監禁じゃねーかよ!」
田中は自分の意見が否定されたことに苛立ちを隠しきれなかった。
「これは監禁でもない。出口はある。」
「どういうこと?」
「私たちはここから出られる可能性はあるってことよ。」
「んなことなんで分かんだよ!」
「今の放送の声、誰だか知らないけど帰れ帰れとうるさく言っていた。すなわち誰かは帰れるわ。帰れない奴もいるかもしれないけど。」
「助け合えばなんとかなるんじゃねーのか?」
菊池は顔にあせりがみえみえの表情で言った。
「助け合いとか俺パスだww」
田中はおかしそうに笑っている。
「助かりたくないなら別にいいわ。でもこれは罠かもしれない。こんなに真剣になっている私たちを見てどっかで笑ってる奴らがいるかもしれない。考えたくないけど、ここにいる人も犯行者かもしれないってこと。」
「おい!ふざけんなよ!お前こそ犯行者なんじゃねーのかよ!」
「疑いたければ疑ってもいいわよ?ただし私はここからでることを考えてるからじゃましないで?」
「あ、あたしは白石さんと同じ考えだよ。できることがあれば、協力するよ。」
「そう。ならよろしくね。」
安田は白石に認められたのが嬉しかったのか、この状況でも笑顔だった。
「もう一回言うけど、助かりたい奴他にいる?」
白石は当たりを見渡して今ここにいるみんなに冷めた目で言った。
「俺、助かりたい。」
最初にその言葉を発したのは今だに何も喋らなかった安藤が言った。
「俺死にたくない。」
「ちょっと、安藤...死ぬとか?大げさじゃね?」
こう言いながらも菊池は不安げな口調で言った。
「俺さまだ死ねないんだよ。」
「だから、んな、大げさなww」
「いいわ。分かった。そのかわり、ちゃんと協力してちょうだい。」
「わかった。」
また安藤は黙り込んでしまった。
「おいおい!俺もそれに協力させてくれよ!」
菊池は懸命に白石に向かって言った。
「裏切りは無しよ。分かった?」
「分かってるって。」
菊池は少し白石の態度にムカついた。
「田中、あんたはどうするの?」
「はっ?俺はこんな茶番になんて最初っから参加する気なんてねーよ。さっきから言ってんだろ?」
田中は白石を睨みつけた。
「後から協力するなんて言わないこと、誓ってよ。あと絶対に邪魔はしないで!」
白石の口調が急に強くなった。
「わぁーたっよ!うっせーな!」
それに負けずと田中の声も教室全体に響いた。
第二章 ゲーム
「白石さん?でもさ、ここからどうやって抜け出すの?」
「まだわからない。」
「えっ...。」
その瞬間白石はある物に気づいたかのように、とっさに教卓の後ろに回った。
「ガラスを壊して脱出する?」
白石は余裕のえみを浮かべていた。
「どうやってだよ!!」
「これで。」
白石は教卓の中から包丁を出してきた。
「お、おい!なんでそんなもん持ってんだよ!」
「これは私のじゃない。この中にはいってた。」
「んじゃぁ、なんでこの中にあるってわかったんだよ!」
「女の勘ってやつ。」
白石は包丁の先をガラスに向けた。
「これをあそこにバーンってやったらガラスは割るのか...?」
「ガラスを割ったところでどうするんだよ?!ここは3階だぜ?飛び降りるのは命を捨てるようなものじゃねかよ!」
「やる価値はあるわ。」
「おい!おぶねぇ...。」
ダンッッッ
包丁はガラスにあたって下に落ちた。ガラスには少しの傷が付いただけだった。
「やっぱこの分厚いガラスにこんな包丁じゃ無理か...。」
白石は残念そうな顔して落ちた包丁を拾い上げた。
「なんで?...先生が包丁もってんの?」
安田の顔は恐怖に満ち溢れていた。
「おそらく先生は今日この包丁を何かに使おうとしたんでしょ?」
「うそ...だろ?」
ピーンポーンパーンポーン
「また放送かよ!」
菊池は怒鳴った。安田はもう怖くて仕方がない顔をしている。
「はぁーい♥また会っちゃったわね!えーと君たちが考えるのが苦手みたいなんでちょっとあたしが相手遊んであげる♥えーと、菊池君?だったかしら?」
「はい?」
菊池は思わず声を出してしまった。とっさに白石が睨む。
「あなたの一番近くの机の中身を確認してちょうだい。」
菊池は一番近くにあった「佐藤詩織」の机の中身を見てみた。
「何か入ってなぁい?」
菊池は5枚の黄色いカードを机の上に置いた。
「その黄色いカード。なれべてくれる?」
菊池は言われるとうりにカードを5枚並べた。
「今からゲームを始めるわ。そこにある黄色いカード。一人一枚引いてもらうわ。5枚うち4枚は裏も黄色いカード。ただし1枚は裏が真っ赤な色になってるカード。それを引いたら...どうしよーかしら...まぁ、考えておくからwwwとにかく早く引いてちょうだい。」
「おい!白石...これ引いていいのか?」
「今はむこうの指示に従いましょう。」
「んもぉーーーーー!は・や・く!!!」
白石、菊池、安田、安藤はカードを引いた。
「あら、そこのあなたは引かないの?」
「うっせなぁー!」
「...あら、怖いのね!そうならいいわよ!もう!怒っちゃうんだから!wwwなんてね♥そういう時もあるわよね!うん。うん。」
「あの... 引いたらどうすればいいの?」
「あら!ごめんなさいね。一斉にカードをめくってちょうだい!せーの!」
4人は一斉にカードを引いた。
全員黄色だった。
「あら!こりゃびっくりねwwwあぁー、ゲームに参加しなかったのに強制的に赤を引いちゃうんなんて♥面白い子!」
「おい!さっきから何言ってんだよ!黙れよ!くそじじい!」
「あら!あたしは女よ!失礼ね!もういいわ!あんたには厳しい✖ゲーム考えておいちゃうから!ヽ(`Д´)ノプンプン!」
放送は途絶えた。
「これから田中に何が起こるかわからない。もしかしたらあたしたちまで田中のバツゲームに巻き込まれちゃうかもしれない。気をつけて。」
白石はあまり田中に聞こえないように菊池と安田と安藤に言った。
「おい!聞こえてんだよ!悪かったな!俺が赤引いちまってよ!」
「別に田中は悪くないわ。誰かは必ず赤を引いてたの。それがたまたま田中だっただけ。」
白石は冷静に田中に言った。
「みんなもここから脱出する方法を考えて。あたしも考えるから。」
「う、うん。」
「おう。」
白石は脱出方法なんて考えていなかった。考えていたのはこのゲームの犯行者だけだった。
第四章 ✖ゲーム開始
「あの...白石さん?あたしさ、考えたんだけど...。」
「何?」
「それを使ってここをを燃やせば...。」
安田が指を指した先にはストーブの横の灯油タンクだった。
「あんた正気?ここを燃やしたらあたし達の命だって危ないじゃない!」
「だってそうでもしないとここから出られないでしょう!」
安田はいきなり強めの口調で言った。
「まぁ、考えておくわ。」
「お前リーダぶってて気に触るな。」
田中がいきなり口を出した。
「はぁ?あんたはあたし達の仲間じゃない。助かりたくないんでしょ?」
「あぁ。こんなお遊びになんて付き合いたくねぇけど、お前が気にくわねぇーんだよ!。」
「勝手にそう思ってれば?あたしはみんなのための行動をしているだけ。」
「そういうのがきにくわねぇーっつってんだよ!」
田中は白石に向かって殴りかかろうとした。その瞬間。
ピーンポーンパーンポーン
「もぉー!!喧嘩はやめなさい!」
放送が入った。
「喧嘩はやめなさい!」
「うっせーな!」
田中は思い切り怒鳴った。
「まったく、可愛くないんだから!あと田中君?今から校長室にいらっしゃ~い♥楽しい✖ゲームいましょうか♥」
その瞬間、教室の後ろのドアが開いた。
「ほら!早くぅ~!」
「田中、行ってきて。ここは相手の支持に従うのよ。」
白石は田中の目を見て真剣に言った。
「お目に言われなくてもいきゃーいいんだろ!うっせーな!黙ってろよ!」
田中はそそくさと教室を出た。
「田中!」
白石は呼び止めた。
「んだよ!!」
「馬鹿な真似しないでよ。」
田中は黙ってこっちを睨みながら舌打ちをして出て行った。そしてドアは勢い良くしまった。
「おい!田中はどうなんだよ!」
白石は何も言わずに田中が出て行ったドアをずっと眺めていた。
「田中君が帰ってくるまでここで何もしないで待っていましょ。」
「もしも、帰ってこなければ?」
「安田さん?」
白石は優しく安田に語りかけた。
「は、はいっ!?」
「あなたの言うとうり、ここを燃やしましょう。」
第五章 犯行者
「田中の奴おっせーな。」
「...もしかして、田中君、こっ、殺されてないよね...?」
「ん...んな分け...ねぇ...よ ..な?」
ピーンポーンパーンポーン
「学校の掟守んないとだめよねぇ!まったく!」
「おい!白石なんだよ、こいつ!学校の掟って?」
菊池は聞こえないように小さな声で白石に言った。しかし、白石は何も答えずに険しい顔をしている。
「加奈ちゃんは、その様子じゃわかったようね。」
「えぇ。田中ですもん。やりかねません。でも、今ここにいる3人でも、一人で呼ばれたらそうする奴もいるかもしれませんよ。」
「なんなんだよ!田中はどうしたんだよ!」
菊池は白石と放送の声の持ち主と意味のわからない会話に腹が立ち思わず、机を蹴った。
「あら!学校のものは大切にね。壊れちゃうじゃない!」
「おい、お前!田中をどうしたぁぁぁ!!!」
「私はなぁぁんにもしてないわよ!彼が勝手にとった行動!犯人扱いなんて失礼しちゃう!」
「なぁ!白石!教えてくれよ!田中は今どこにいんだよ!」
「田中君はおそらく殺されたわ。」
白石がこの言葉を発すると他の3人の表情が凍りついた。
「...うそだろ?」
「でも、私は忠告したわ。馬鹿な真似はするなって。田中は自分だけが助かればいいと思って、校長室に寄らず、昇降口に向かって帰ろうとした。」
「...。」
菊池たちは何も言わず白石の話を聞いていた。
「でも、このゲームが始まる前放送で【危ないから一人で帰るな】って、言ってたでしょう?」
「そうよ!あたしだって忠告してあげたのに!」
「危ないのに一人で帰った田中は殺された...。」
「嘘だろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
叫んだのは安藤だった。
「嘘だろ!嘘。絶対嘘だ!俺は信じねぇーからなぁぁぁ!!」
安藤は気が狂ったかのように叫んでいる。
「安藤、私だって嘘だって思いたいわ。だけど、本当なの。」
白石は安藤に語りかけた。安藤はうずくまって泣いていて返事がない。
「おそらく、これは遊びじゃ無さそうね。」
白石は外に目をやった。
「今は午後6時39分。ゲームが始まったのがちょうど5時。でも外は5時の時と同じ明るさ。これはきっとこの学校中を大型スクリーンで埋めて私たちには外の映像を映し出してるだけ。」
「なんでそんなことするの?」
安田は不思議そうな目で言った。
「外の景色が見えればこっちだって助けを呼べる。スクリーンだとそれは不可。最初にやったガラスを割る作戦も割ったところでどうにもならなかったの。」
安田は白石の推理に見とれている。
「じゃぁ、なんでこれが遊びじゃないって...。」
菊池は喋っている途中で白石に喋られてしまった。
「よく考えてみなさい。大型スクリーンを使うのがあそびだと思う!?」
白石は菊池に怒鳴りつけた。
「...思わねぇ。」
「こんなにまで手間とお金かけてまで私たちを苦しめたい犯人がいるのよ。」
「いやぁ~ん♥バレちゃった!?加奈ちゃんって頭いいのね!だからムカつくんだけど。」
いきなり放送の声が変わった。
「男にモテて、スタイルよくて勉強出来て、性格もいい!あんたみたいな人間ね、気味がわるいわぁ!」
「地声出しちゃうと気づかれちゃうわよ。あんたの正体。」
「え...白石!お前この声の正体分かんのかよ!」
「今の地声で、明確になったわ。」
「だれだよ!教えろよ!」
菊池は興奮して言った。
「今はダメね。」
「なんでだよ!」
「相手が近くにいすぎるもの。」
白石は安田の方に目を向けて言った。
「あんたでしょ。こんなことしたの。」
「違うよ!白石さん!信じてよ!」
安田は一生懸命首を振って無実だということをアピールして言った。白石は考えてから安田に言った。
「分かったわ。じゃぁ信じてあげる。」
「本当!?」
安田の目は輝いた。
「えぇ。でも、最後に泣くのはどっちかしらねぇ。」
白石は少し微笑みながら言った。菊池はこの時もし安田が犯人だったらと考えると、ゾッとして気分が悪くなった。
第六章 命懸けの脱出
「安田さんに安藤、そして菊池。今私たちの現状を考えると誰も疑っちゃダメだと思うの。さっきのことはごめんなさい。安田さん...。」
「いいよ。全然!」
安田はお辞儀している白石に言った。
「だから、みんな信じ合いましょう。この中に犯人はいない。そう信じて...。」
白石はみんなに語りかけた。
「わかったよ。白石。今は誰が犯人とか関係ねぇ!脱出することだけを考えようぜ!」
「うん。そうだね!菊池君の言うとうりだよ。ね!安藤君!」
安藤はうつむいたまま起き上がらない。
「ねぇ。安藤。そんなことしてても始まらないのよ!まずはここから脱出しましょう。」
安藤は顔を上げた。顔は涙でぐしゃぐしゃに潰れていた。
「...うっ...うん...。俺...やるよ!」
「よし!残りあと1時間でここを脱出しましょう!」
「本当にここを燃やすのか?白石?!」
「えぇ。そうするしかないわ。みんな、協力してくれるわね?」
「怖いけど、やるか...。」
みんなは頷いた。
「まずは安田さん...その灯油タンクとって。」
「うん。」
安田が灯油タンクを白石のところへもってくると、白石はポケットからライターを取り出した。
「お前、ポケットからライター出てくるなんて...用意がいいなwww」
菊池は言った。
「いつも非常用に持ち歩いてるの。いよいよ使える時がきたようね。」
そして白石はライターに火をつけた。
「みんな、ドアにはりついてて。そしてここから出ても一人で帰っちゃだめよ!」
白石はみんなの目を見て言った。みんなが頷くと、白石はライターの火を教卓に燃え移させた。
ボォォォォ
災は激しく燃えがった。そして白石は灯油タンクの蓋をあけ、思いっきり燃え上がる教卓の上にぶちまいた。すると災はみるみる大きくなり一気に火の海となった。
「おい!どこにいるんだよ、白石!ドアにその教卓近づけてドアもやしてくれよ!おい!白石!」
「白石さん!?早く!私たちまで燃えちゃうよ!!」
菊池と安田が叫ぶ。しかし、何も返事が聞こえない。
「早くしてくれよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
安藤がものすごい大きい声で叫んだ。と、次の瞬間。菊池の前に白石が現れたかと思うと、菊池の腕ギュッとつかみ、その次に安田、安藤と次々に白石に引っ張られた。そして4人とも火の海に消えてった。
ピーンポーンパーンポーン
「こんにちは。白石加奈です。」
犯人は白石だった...。
「あたしの計画道理に進んでくれてありがとう。あたしは死にたかった。でも、一人じゃ怖かった。だからあたしが好きだった菊池君、仲良くなりたかった安田さん、面白そうな安藤くん、最初にあたしに話しかけてくれた田中君達と死ねば怖くないと思って...。わがままでごめんね。芸能界の仕事も疲れるし、ネットで悪口書かれるし、もうやだったんだこんな生活。外がスクリーンだってのも全部嘘。今まで流れていた放送も全部あたしが録音したテープ。もうみんな死んじゃってこのテープ聞こえてないかもしれないけど...、言います。
ごめんなさい。」
次の日の朝は、このニュースのことで話題となった...。
END
デッドスクール
読んでくださりありがとうございます<m(__)m>