友達

オトモダチ

いつまでだって

たとえ死んでしまっても


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演技力もある

運動神経抜群

人々にも、親しまれる


そんなヒトとして、人々を魅了する

オトモダチ


「ちょっ きもいから近づかないでww」

私はオトモダチのつもりよ?


たとえ

借金の保証人になっても

カラダにいくら傷をつけられても


君の罪を背負っても


でも、なんでだろう

私が起きたら

いつも服が破られていて

仕事場でも、さけられてしまうんだ


きっとみんな妬いてるんだよね?

君と私、あまりに仲がよすぎるから

なんて惨めなやつらなんでしょう


テレビをつけたら、ずっとこのニュース

『今日正午、○○テレビ局の会議室で、○○テレビのAD、スタッフなど、述べ20人ほどが、焼死体として発見されました』

つまらない

あなたの栄光あるニュースが

“あんな惨めなやつら”のせいで潰れてしまったわ



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私はあなたのためなら何でもする

「食べろ」と言われたら

何でも食べられるの



「死んで」といわれても

死ねるわよ


でも、

綺麗なレッドカーペットで寝ているあなた

を見ながら思ってしまうの


『なんて馬鹿なヤツ』


自分の意思をもたず、手を自由にしておけば

知らないうちに赤いドレスをまとっていたの



                                         * Fin *
                            

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  • 小説
  • 掌編
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-03-30

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