女友達。

目の前で
あなたのことを語る女は
他でもない私自身です。

私は今
友と呼ぶ人の話を聞いています。

目を輝かせ
あなたの事を笑顔で語る女の話を。

「私も好きなんです。あなたに負けない位に・・・・。
この気持ちは、誰にも譲れません。」と
言いたかったのですが

名前を呼ばれる目の前の女と
名前を呼ばれない私を思い出し

何も言わずに話を聞くことにしました。

(名前を呼ばれている分、それが片思いでも持っているものが違うから。)

名前を呼んで欲しいと思いました。
名前を呼んで欲しいと寂しく思いました。

「名前が無いというのは、きっと死んでいるのと一緒だ。」と思いましたが

(ぐっ・・・・。)と何かを飲み込んで
目の前の女の話を聞いていました。

女友達。

女友達。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-08-04

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