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秋乃 憂

 線の集団に敷き詰められる白紙の
 絵心は皆無
 
 見ないでほしい
 隠してしまいたい
 空白の心地好さを
 忘却して閉塞

 暗室に閉じ込められると
 落ち着かないような
 無音の空間には
 なぜかいられない

 自分が浮き彫りになるからか
 
 生み出すことは即ち隠蔽
 そして存在を曖昧な幻影に

 ここまで皮肉な生命とは

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  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-08-03

Copyrighted
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