肝機能の歌
肝機能を覚えていて作りました。
肝機能の歌
♪沈黙の臓器 無口な1.5㎏君
人体の化学工場
合成に 分解貯蔵解毒
分解熱は ちゃんと暖房に利用
脂肪も合成
お酒も分解
余った脂肪と血液溜め込みま~す
♪50万個 集まりたいよ~
(肝細胞!)
また50万個~
(肝小葉!六角柱!)
それでやっと肝臓~
(すぐ再生!)
けれど限界も~来る
飲みすぎたお酒 汚れきった血液
最後の砦 ガンバ!
*後半はサザン「勝手にシンドバット」のリズムで
*肝細胞50万個で肝小葉に 肝小葉50万個で肝臓になるそうです。
【補足解説】
肝臓の機能は、一言でいえば、「分解と合成」です。
合成分解① タンパク質 タンパク質を分解。
出てきたNH₄(アンモニア)を、無害な尿素へと再合成
合成分解 ② 古い赤血球 古い赤血球を分解
それを使って、胆汁を合成。脂肪分解に使う石鹸みたいなもの。
合成分解③ 毒素 例えば有毒なアルコールを分解。アセトアルデヒドにする。アセトアルデヒドはこれも有毒なので、無害な酢酸に再合成。酢酸は体の中で、CO₂と水になる。
合成分解④ 血糖(グルコース) 余っているグルコースをつなげてグリコーゲンを合成。(貯蔵) 足りなくなったら、グリコーゲンを分解。血糖値を上げる。
☆分解するときに出る熱で、体温も上げます。
・もう一点!肝臓への出入りについて。
出るときは、肝静脈で、1か所ですが、入る時は、2か所あります。
通常の、肝動脈と、もう一つは、小腸からの、「門脈」です。
小腸を通る栄養分を、肝臓に送って、合成分解するためです。
脂肪は血管ではなくリンパ管を通ってきますが、やっぱり肝臓に送られます。
肝機能の歌