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ずっと君だけを見ていた
それはほんのすこしのうそだった

君が忘れていく夢を
ぼくは食べ続けて
お腹が痛くなって
それでも食べ続けて
君を失った

はなれていくこころを
君を変えてしまうことで
なかったことにしようとして
ぼくはぼくだけの君を求め続けた

いまはあれから何年目かの夏で
君の背はひまわりよりも高く伸び
君はぼくを知らないままで
しなやかに踊り続けている



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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-30

Copyrighted
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