シンデレラはグレていますか？？　４

硝子学園学園祭、ガラス祭まであと１週間。
私、白花ほのか　高校1年生！！なんと、このたび演劇部でやる劇の主役をつとめます！！１００人の中から選ばれました（自慢！）！！！演目は、シンデレラ！！！！・・ですが・・

結局あの日は下校時間ギリギリまで１人で部室掃除をやったのです。

マックにもいけず。。。
裏方シスターズにいい思いをさせ。。。
演技のやり方もわからなくなっちゃったし。。。
やりたかったアドリブまで否定された・・・。私には無理だって。

こんなカンジで掃除を終えて、１人悲しく帰っていたら、なんと！ぶちょーが待っててくれたんですよ！！
過去へいきますね～！！↓

やっと掃除が終わった～！！
裏方シスターズめ！！許さない！！！めらめら！！
ひとりで勝手に燃えていたら、門のトコロにぶちょーを発見！！
「掃除お疲れ様。１人で大変だったでしょう。あとアドリブが無理だって言われたことも・・・落ち込むことなんてないわ。私だってそうだったもの。」

優しく声をかけてくれるぶちょー。え！？エエエエ絵ええええええええええええええええええええ！！？？ぶちょーが私に『お疲れ様』！？！？！？
コレってなんかたかられたりするのかな！？？嘘！？ええ！？私今壱円も持ってませんよ！？ってゆうかてゆうか後輩財布にしちゃだめですよ！！
はっ！『缶コーヒー買って来い』とか言われるやつですか！？まさかのパシリですか！？？マジですか？？私行きマセンからねパシリなんてええぇ！！！！！！！！

「別に何かパシろうなんて思ってないわよ失敬ね」
どうやらぶちょーは素晴らしく性能のいい透視能力を身につけているようです！！！！
「って、あれ？ぶちょー、さっき、『私だってそうだった』って言いませんでした？？」
「言ったわよ？」
ええ！？
「この無理なキャラ付けで無理やり『ギリギリ丁おジョー様言葉かな・・・？』くらいの喋り方にされている怒りっぽくて×××なぶちょーが私と同じだったんですか！？」
「一回殺すわよ貴女」
「いやあの・・・すみません」
「そもそも私の事　ぶちょー　って呼んでるところから失敬だわ」
だんだん脱線していくぶちょーの話。
「私の名前知ってるかしら！？ほら言ってみなさいよあら？私の名前いえないのかしら所属している部活の先輩のしかも部長の名前を！！？？」
ヤバイ知らない！！！え～～～っとたしか入部の時言ってたようなええーっとええーっとヤ･･･山田・・・山田花子？？わあああ殺されてしまう！
「私の名前は？！速く言ってごらんなさいよ」
「や・・・・山田花子さんですっ！！！！！！」
「！アナタが覚えてるなんて・・・以外ね。」
てれくさそうに言うぶちょー。あってた！！！名前あってたよ！！！そっかーぶちょーの名前は山田花子やまだはなこヤマダハナコー*＊
「で、私と同じだったってどうゆうことですか？」
こんなときはさっさと話題をかえるに限る！！
話し始めるぶちょー。
「初めて台本を任された時にね、自分がやりたい演出ばかりやろうとして・・・」
私みたいに、反感を買ったってことですか。私みたいに。（←嫌味！？）
「そんなときにね、その時その舞台の主役をやっていた男子の先輩が教えてくれたのよ」
ゆっくり歩き出す先輩。
私の方を振り返ってきめ顔で言う。
「劇は劇なんだ　って。　だから劇をすればいいんだ　って。」
。。。はい？
「あの、意味がよく分からないんですけど・・・？」
「よね。私も分からないわ。」
・・・は？
「あの先輩アホだったのよね。今でもあれは言い間違いだったんじゃないかって思うのよ」
「・・・はぁ・・・？」
「一瞬で馬鹿らしくなったわ。悩んでたことが。」
「？」
なんかもうどうでも・・・・いいとかは口に出さない。殺されちゃうから！！
「ようは見てくれる人に楽しんでもらえればいいのよ。そして楽しんでもらうには―――――、自分達が楽しむこと。何があってもこれは必ずよ。」
「ほわあああ！！すごい！！すごいですよ花子さん！！男の先輩の話より花子先輩の解釈の方がなんかすごいです！！かっこいい！！」
「ありがと・・花子ってよぶな！！！！！」

ぶちょーのおかげでいつもみたいに演技が出来るようになったし！！！
ぶちょーの本名も知れたし。
ガラス祭まで１週間！！！
裏方シスターズたちとも仲良くなれますように！！！

って結局最後は神頼みかい！！！！（あれ？ここで笑いがおこるはずなんだけど？？）

⇒続く！！

なんだかほのかがただのバカキャラになってきました。。。