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几帳面
変なところで几帳面
几帳面というのを長所として、私の評価を通信簿に母が書いていた記憶がある。
あまり人を褒めない母なので、長所としてそう書かれたのが嬉しかったのだろう、自分で判断せず長所は几帳面と思い込んで、その後成長してからもしばらくは履歴書などに長所:几帳面と書いていた。
しかし。
確かに変なところで几帳面なのだ。
小学生の頃は、学校で使う鉛筆と自宅で使うものは分けていた。
学校から帰るとすぐに明日の時間割を調べてランドセルに必要な教科書などを入れていた。
ものに限らず、人との関わりも几帳面なところがある。
きちんと向き合いたいので、その他大勢とわいわいが嫌い。
ろくな会話も出来ないような騒々しい環境で、がやがやしていても、何も残らない。
好きな人に貰ったものは大切にするけれど、何かあって疎遠になると物は捨てる。
好きな人とのメールは大切に履歴を取っておくけれど、どうでもいいと思ったらさっさと削除する。
携帯電話の電話帳も同じ。
さくっと削除する。
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