あの日のキミ

悠斗と私の出会い。いじめ。少し残酷ですが、読んでもらえたら嬉しいです

キミとの出会い

海が見える。どこまでも続く海。風が吹いて髪が乱れた。すると浜辺に、見たことのある自分と同じくらいの歳の人がいた。「あっ、どうも。どこかで会ったことありますか?」。そう、私が言うと鋭い眼差しで「あってない。」ただその一言だけ残して歩いていった。なんだろ。ほんの少しの会話が私には運命の出会いだと思えたのだ。
二年前の中二のころ、私はクラスで暗い存在だった。学級委員をやっていて、人と会話する時がたくさんあったのに、恥ずかしくて何も言えなかった。そんな時、クラスでリーダー的存在の子がとうとう私をいじめることになったのだ。私は何もしてない。ただ普通に学校生活をおくっているだけなのに…。髪に給食のバターを塗られたり、制服はボロボロにされ、一向にいじめがおさまる気配はなかった。「やめて!」の一言も言えずただ黙っていただけだった。中二の秋。いじめはまだ続いていた。もう耐えられない限界まで心がきていた。昼休み。私はトイレに呼ばれ水をかけられた。キャーと叫ぶ声がといれの外まで漏れていた。「今日は、あとこの一発でやめてあげる。わたし達からのプレゼントよ!受け取りなさいよね」そう言って、最後の水をかけようとした瞬間…「やめろよ!もう充分だろ?」学年で一番人気の悠斗が、わざわざ女子トイレまで入ってきて止めに来てくれたのだ。私をいじめていた女子グループは「いやっ違うのよ…あのーそのー暑いからかけてって言ってきたの。だから…」悠斗はこんな言い訳通用するかっ!のような目つきで女子グループを追い払った。それがきっかけで二人は付き合い始めたのだ。そりゃつきあっているのだ付き合っているのだから、ほかの女子はひがんだり嫉妬したり。でも、私はそんな毎日が幸せだった。その日までは…

あの日のキミ

この話は、まだまだ続きます。さて、最初に出会ったあの私と同じくらいの歳の男の人は誰なのか。これからも、その男の人の正体を考えながら読んでください

あの日のキミ

少し不思議で残酷な話。いじめのこと、不思議な男の人。まだまだ、これから続きを投稿するので、たくさんの人に見てもらいたいです

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-24

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