コトバナラベ

少しシリアスな現実物語

オトモダチトハナカヨクシマショウ


なんて汚い・・・・・・



+ + + + + + + + + +



「ちょっ 触んないでよ(笑)」

オトモダチトハナカヨクシマショウ

「はやくやれよっ」

ケンカハヤメマショウ


そんなくだらない標語ばっか並べてる

“考えすぎ”

そんな言葉で押しつぶすなら

そんなながったらしい文字たちなど


消し去ってしまえばいいのに



『木崎さんは、道端で犯人に襲われているご老人の方を助けました。
 
 みなさんも木崎さんを見習って・・・・・・』


見習う?

私の腕の傷を横目にして

『死ね』と言われているようなもの



“チャイムの音”

ほら

また始まった

タノシイジカン

なのよね?


+ + + + + + + + + + + + + + +



「おかえり」


カエッテキテホシイ?


私を求めるものなど

いないの、どこにも


“ニンマリ”

私を使おうとするものは

山ほどいる


中学生のいじめをテレビで写して、顔と言葉だけで励ますフリをするヒト

今の時代をビデオカメラなんていう四角い窓から見下ろす馬鹿なやつら

私の勝ち負けに金をかけて儲けるニンゲン



カラダハタイセツニ


こんな憎しみだらけの体

誰が好む?


傷の上から赤いラインを引く



ゲームオーバー


 
                                           * Fin *                                         

コトバナラベ

「物語の意味がわからない」

私が結果から言ってしまえば

とても簡単ですが

その行為に意味などまったくありません


人の考えを“見て”

考え込む“フリ”をしていても

仕方ないのです

コトバナラベ

  • 小説
  • 掌編
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-03-28

Copyrighted
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