幻
私の図書館に元々本は無かった
あったのはおもちゃの車だけ
君は私の首を絞めてくれると言った
でも
もうここに人は居ない
本棚のふちに埃が積もっている
きっと想い出を吹けば
雪の様に
しんしんと降るだろう
誰かが笑った様は記憶されているのだろうか
床に落ちた本を確かめる気にはならないけど
まだ窓から光は射している
ここにいた大切なものたちは
どこにいったんだろう
楽園にはたどりつけたのだろうか
幻
私の図書館に元々本は無かった
あったのはおもちゃの車だけ
君は私の首を絞めてくれると言った
でも
もうここに人は居ない
本棚のふちに埃が積もっている
きっと想い出を吹けば
雪の様に
しんしんと降るだろう
誰かが笑った様は記憶されているのだろうか
床に落ちた本を確かめる気にはならないけど
まだ窓から光は射している
ここにいた大切なものたちは
どこにいったんだろう
楽園にはたどりつけたのだろうか
幻