俺たちがこれで良いのか!?②

俺たちがこれで良いのか!?②

初めましての方は、初めまして。作者のcityです。話すこともないのでどうぞ!

二章:レイブンクロウ

二章レイブンクロウ


「この人が新しく私たちのギルドに入ってくれた深夜さんです!」
「おい...白夜...どういう事だ説明しろ...!」
「う、うんちょっとね...」
はぁ、まためんどくさいことに巻き込まれたか...くそ!今日は、ルシファーの奴に体を貸してたからな...思い出せ...。
始まりは、6時間前...



「あ、あの私たちのギルドに入ってくれませんか!」
「い、いきなりだね...」
白夜がつぶやくように言うと少女が赤面で話し始めた。
「そ、そうですよね!いきなり過ぎですよね!ご、ゴメンなさい...そ、それじゃ!」
少女が駆け出そうとしたときルシファーが言った。
「...話によっては、入ってあげない事も無いわよ。」
少女が驚いた声で話す。
「ほ、本当ですか!そ、それじゃあギルドまで来てください!私は、星宮美奈といいます。」
「え、ええ分かったわ。」



10分後...
「ここです!」
「え、え〜と...なんて言うか...」
「...ボロいわね...」
「うっ、申し訳ないです...」
するとルシファーが真顔でつぶやいた。
「...これ...どうやって建ってるの...不思議だわ...」
少女から「うう...」と声が漏れる。
「と、とにかく入ってください。」
こうしてギルド「レイブンクロウ」の内部へと入って行った。



そして進んで行くと広々としたスペース...おそらく受け付けだろう場所に来た。
そしてそこに立っていたのは、ガタイの良いムキムキのスキンヘッドの男だった。
「おっ、帰ってきたか!んっ、後ろにいる二人は誰ですかリーダー?」
「えっと、さっき襲われているところを助けてもらったんです。」
すると、男は少し険しい顔をして言った。
「襲われたって、誰にですか?」
「きゅ、吸血鬼に...」
男は、驚いたと言わんばかりの顔をしてつぶやいた。
「ほう...吸血鬼をねえ...」
すると男は、愛想のいい笑顔で名乗った。
「うちのリーダーを助けてくれてありがとう礼を言う。俺は、ゲイブ「獣人」だよろしく頼むぜ!」
「俺は、星空白夜です。よろしくお願い致します。ゲイブさん。」
「私は、ルシファーだ。よろしく頼むわ。」
そしてまた奥へと進んで行った。



中央に少女が座っている、場所に着いた。
「ね、ねえ...あの人なにしてるの?」
「え、え〜とあそこに座って骨を見てるんです...人の...」
「えっ!嘘でしょ?」
「白夜残念ながら本当のようね。」
座っていた少女が立ちこちらを見た。その手には、人の頭蓋骨が抱かれていた。
「...帰ってきたの...後ろにいる人...誰?」
「星空白夜です...よ、よろしく。」
「ルシファーだ...よろしく頼む。」
「...私は...禊夕凪...よろしく...」
すると、向こうから物音が聞こえた。
「...イルがまた何かしたみたい...美奈早く行った方がいい...」
「ま、またイル...うんすぐ行く!」
そう言って美奈は、走っていった。
「ちょ、ちょとまって!」
「...美奈は...止まらない...絶対...早く行った方がいい....」
「ああ、そうさせてもらうわ。」
夕凪は、頷いた。
白夜達は、走り出した。
「...バイバイ...」



白夜達が追いついた時目に飛び込んできたのは、バラバラになった皿やティーカップだった。
「イ、イル...なんでこんな事に...」
「み、美奈ご、ゴメン...客人が来たから...紅茶を用意しようとしたら...」
「まあ、イルが何かをするのは、いつも道理だから...」
「いつも道理なのか!」と思ったことは、口に出さないでおこう。
すると、男がこっちに気づいた。
「あっ、君達が客人だね!僕は、アルベルト▪イルファーンイルって呼んでくれ。」
「星空白夜です。...よろしくお願いします。」
「ルシファーよ。イル貴方吸血鬼ね?」
するとイルは、驚いた表情を見せていた。
「何で分かったの?」
「...何となくよ...」
「イル...それ片付けてね...」
「うっ、分かったよ...」
次の部屋に行こうとした時に、後ろでイルが派手に転んだのは見なかったことにしよう。



2時間後
「それじゃ本題に入ります。」
美奈が口を開こうとしたときルシファーが遮った。
「何も言わなくていいわ。」
すると美奈は、困惑した表情を見せていた。
「ど、どうして?」
「私は、このギルドが気に入ったわ。だから入る。」
「はあ、なら俺も入らないとなあ〜。」
美奈は、満面の笑みを浮かべていた。
「ほ、本当に!や、やったあ!」
すると向こうから3人が歩いてきた。
「おう!ギルドに入るんだろ!お前らが入ってくれて嬉しいぜ!」
「...新しい仲間...嬉しい...」
「うん、2人も入ってくれるなんて心強いよ!」
するとルシファーが微笑んだ。
「2人じゃないわ...3人よ。」
ルシファーが再び闇に包まれた。



そして今に至るわけだ...
「ほら、自己紹介して!」
はあ、めんどくさい...まあ、いいか...
「えっと...星空深夜だ。まあ、よろしく。」
こうして深夜達は、ギルドへと加入する事になった。

俺たちがこれで良いのか!?②

cityです!気付いてる人もいるかもしれませんが序章の「俺たちがこれで良いのか!?」にイラストが貼ってあります。あれは、僕の友人に書いてもらった者です!やっぱり友人って大事ですね〜まあ、あまりいませんが...次回も、宜しくお願いします!

俺たちがこれで良いのか!?②

深夜に住み着く謎の「ファントム」の少女ルシファー...そして吸血鬼に襲われているところを助けられた少女にギルドに入ってくれと頼まれる...ついて行った先で見たものとは! ほのぼのなのかも分からないメンドくさがり少年のストーリー第二弾が始まる!...かも

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • アクション
  • コメディ
  • 青年向け
更新日
登録日
2015-07-16

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