明日

橋渡りの様な不器用な綱渡りも

おそるおそる先に触れてみたら

もう先はないんだって

奈落なんだって

気付くときが有る

眼がかすんで

何も見えないから

あきらめようとするけど

君がさえずるから

遠くからさえずるから

脚を引きずって行こうと思う

囚われてるのはいつからだったか

よくわからない

囚われてると意識したのはいつからか

こんな霞んだらもう声しか

聞こえやしないから

きっと仕方が無い事だと思う

明日

明日

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-13

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