いるかのほし57 それから・・・・・・・。

それから・・・・・・・。

 ピコとポコは、感じていた・・・・・・。

 わかったことって、なんなのかな・・・・・・・・。

 ピコは、思い出していた。肌で感じた、ワイハハ島の夕やけと浜風・・・・。

 ポコは、思い出していた。なぜだか身体にしみ込んだ、いるかちゃんからのメッセージ・・・・・・。

 ポコが思ったのは、・・・・・・、見える、見えないじゃあ、ないな・・・・・。

 2人が感じたことで、同じこと・・・・。結局は、自分・・・。自分の身体が、どう感じるのか・・・。そこを、ちゃんと読み取れるのか・・・・・。

 要は、この世界で、どこに行って、誰と会って、自分が何をするのか・・・・。それを、どんな基準で決めていくのか・・・。

 どんな風に、決めて行動すれば、行きたいところに行けて、会いたい人に会えて、そして、自分が本当にやりたいことを、やっていくようになるんだろうか・・・・・。そのヒントを、もらったような気がしていた・・・・・・。

 ポコは、思った・・・・。前は、天使がいるのか、とか、仙人が誰なのか、とか、いるかちゃんって本当なの、とか、そんなことがひっかかっていたけど・・・・・・。結局、その答えは、きっとみつからないんじゃないの?って今は、そう思う・・・。

 大事なのは、そこじゃあないんだ・・・・・。今は、はっきりそう思う・・・・。

 ピコは、感じていた・・・・。「私、やっぱり、あちこち色んな場所に行きたいって思うこと・・・・、それはホントにそうみたい。それが、なぜだかわからないけど、とりあえず、そのことの中に、何か隠れているんじゃないのかな・・・・・。」

 今まで、外からどう見られるか、を気にして、なかなか時間を自由に使えきれずにいた気がする・・・・。でも、ワイハハ島に行ってみて、そこで感じた感覚・・・・・。その中に何かありそうな感覚・・・・。大事なことの、その為に、必要なこと・・・・。まず、そこに焦点をあてて、目的と手段をごちゃまぜに欲張らないで・・・・。

 要するに、とってもシンプル!!!2人が感じたことは、それだった・・・・・。

 ・・・・・・、さあ、また、何か動き出す予感・・・・・。

いるかのほし57 それから・・・・・・・。

いるかのほし57 それから・・・・・・・。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-10

CC BY-NC-ND
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