Amanojaku

季節は巡るし、時間は進む。浮かんだ音を言葉に。
誰かに胸に掌に届くといい

私の声は聞こえる?

ほうき星はいつでも流れるよ
ひとのなかにも。

普通。

誰が決めてどれが標準で、何が基準で
誰かみたのか、聞いたのか
どこからひっぱってきたんだろう
自分のもの差し
いつから国内共通で自分の脳みそ
見せ合いっこできるようになったんだ

そんなのってないでしょう

アナタの誰かの普通はそこだけのもの
言い出したらね、そんなこと

常識も何もなくなってしまうけど

普通を普通だと胸をはれる
今なのか大人なのか子どもなのか
わかんないね
どこかに根拠が在るのなら
つれてきてほしい、目に焼き付けて
放さずに普通をするから

バカみたい
もしかして“普通”自分の思い通りに
行動しろそういうこと?

Amanojaku

ふたご座流星群は、いつかなくなる流れ星
身を削って何十年後、何百年後、何千年後
消えてなくなる、彗星

あなたのように人のように
形が変わり消えてもきっと

変わらない過去と名前

私があなたとみたかった
あなたの星座のほうき星
彼方のお母さんへ、

Amanojaku

そのとき、今、過去、いつかに浮かんだ言葉を ひとりごとに閉じ込めさせて 誰かの蜘蛛の糸になればいいなと、 嘘、ただの自己満の乱文 詩のような唄のような そんな曖昧 見つけてくれたなら。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-03-26

CC BY-NC-ND
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