いるかのほし 54 いるか?にんげん?2

いるか?にんげん?2

 ・・・・・よっぽどのこと・・・・・・・。

 にんげんが、「自分」を更新していくのって、とっても簡単ではないみたいだね・・・・。

 みんな、「これが、自分」って、「おもいこんで」いるみたい・・・・・・。

 思い込んでる自分っていうのは、「教えられた反応」「そうするように、習慣つけられた結果」だったりするみたいなんだけど、

 これがまた、自分で気が付けないくらい、昔(子供)のころから始まってるもんだから、もうまるごと、「自分なんだ」って感じていて・・・・。

 でもね、時々は、「これって、ほんとに自分の感じてることなの?」とか、「別の反応、もしかしてできる?」とか、ふっと感じたりもしてるみたいなんだよね・・・・。でもさ、忙しかったり、次の反応まで時間なかったりする・・・・。

 よっぽど、って人によっていろいろ・・・。

 まあ、何でもいいんだと思うよ・・・・・・。「おてあげ」ってやつ・・・・。

 「おてあげ」「降参」・・・・・・、もう、わかんない!!ポコは、よかったよね・・・・。

 そういう意味で、ポコにとってアーチャは、奥の手・・!!むふふ・・・・・・、だね・・・!!

 さあ、ポコが、ヤヤさんのカウンセリングセッションを受けに、やってきたよ・・・・・・。
 ぼくはね、前にヤヤさんとホットさんにお願いしておいたから、安心だった・・・・・・。きっと、もう準備万端・・・・。ぼくも、できるだけヤヤさんのサロンの近くの海まで泳いで行って、そちらの方向にpるぷる頭を向けたよ・・・・・・。

 ポコのことを、モニタリングしながら、ヤヤさんが直接合図をくれるのを、少しの間待ったよ・・・・・。

 ポコは少し、緊張しているみたい・・・・。やっぱり、半信半疑だよね・・・・・。でも、ヤヤさんのことを、とっても大好きって思っているから、その気持ちだけで十分なんだ・・・・。だれが話そうが、要するに、ポコの悩みが解決すればいいんだからね・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・!!!きゅい~~~~~~ぃぃぃぃぃぃ~~~~~~んん・・・・・・・・。カルイくん!!カルイくん・・・・・!!!

 ・・!!あっ。合図だね・・・・・。ぼくは、気持ちを一気にヤヤさんの開けてくれている、ヤヤさんの中のこころの窓に向かって進ませたよ・・・。そこは、ヤヤさんの心の中なんだけどね、ぼくが覗けるように、窓を開けていてくれててね・・・・。おまけに、座りごこちのいい、波のいすまで、用意してくれてる。窓の向こうには、ヤヤさんの喉の奥にある、ことば変換機がきらきら光ってゆっくり回っている・・・。
その向こうに、ヤヤさんの見ているものが、見えてるよ・・・・・・。・・・・・・。いたいた、ポコだね・・・・!!!ずいぶんかしこまって、座ってるよ・・・・・・。

 「今日は、どうされました?」ヤヤさんとホットさんのカウンセリングが始まった!!
 

いるかのほし 54 いるか?にんげん?2

いるかのほし 54 いるか?にんげん?2

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-07

CC BY-NC-ND
原著作者の表示・非営利・改変禁止の条件で、作品の利用を許可します。

CC BY-NC-ND