こんなにも守れない

僕が守れたものがいくつあるだろう
守ろうとした訳じゃない
自然に保たれるものと思っていた
そんなものがいくつあるだろう
落し物に気づいた頃にはもう
後ろを振り返っても
ただ静寂があるばかりで
きっと僕は今も昔もこれからも
こんなにも守れないままでいる

こんなにも守れない

ありがとうございました。

こんなにも守れない

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-07

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