まえがき のような「はじめまして」

作品を投稿するのは初めてのことなので、ごあいさつです。

手元にいつも本があった

手元にいつも本があった

思い出のなか。

幼稚園の学芸会。
台詞のある役を貰えるのは、台本の字を読める子。

私はいつから字が読めたのだろう。

シンデレラの何かの役をしていた。
カボチャの馬車が出てきたから間違いない。


従姉の家に遊びに行って、童話の本を借りてきた。
タイトルは覚えていないけれど、チーズの好きな男の子の話。
巨人が出てきてパンやワインをたくさん食べてくれる話。

子供には食べ物のシーンがすごく想像をかきたてる。


毎月家に届けられた、立派なカバーのついた大きな厚い本。

ピッピがパンケーキを焼くところ。
パーティーで大きなデコレーションケーキを丸ごと一個食べてしまうところ。

ハイジの山羊のミルク。
白パン。

ピノキオの両面バタつきパン。(バターじゃないところがまた素敵)

赤毛のアンの「軽焼きまんじゅう」って、どんなお菓子なんだろう。

小学校の図書コーナーで読んだ「ロッタちゃんのひっこし」。
中学校の図書室で確かに読んだはずの「パットお嬢さん」。


たくさんの、たくさんの本たち。

今は手元にないけれど、挿絵が鮮やかに脳裏に浮かぶ。
インターネットで検索すると、持っていた子供全集の懐かしい作品名や表紙の画像を観ることが出来て、何と素晴らしい挿絵画家さん達が描かれていたのかと感動する。


大切な思い出。
幼いころから本を与えられたことが、とても有難い。

まえがき のような「はじめまして」

公開するまで、どのように見えるのかドキドキしています。

これから気の向くままに、いろんなことを書いていきたいです。

まえがき のような「はじめまして」

これからこちらの「星空文庫」さんで書いたものを発表させて頂きたいと思います。 それに先立って、自分の「物を読む」「物を書く・描く」原風景のようなことを先ず書きました。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-07-07

Copyrighted
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