あたしはあたしが狂ってしまっていることに少しずつ気づきだす。

 緑色の太陽、真っ黒いひよこ、青い階段(ひとつ、じゃあなくて、みんな)、あたしはそれがいつもだと思っていたからあたしはそれしか見えなかったからあたしは、でも、

 少しだけ悲しいと思うことがあって、それはきみと同じのにいれなかったことで、だからぜんぶあたしが悪いんだと思う、あたしのせいなんだと思う。

 きみはでも、とても丁寧に説明してくれて、あたしはそれを聞くのが好きだった。まるで音楽みたいで、耳からはいって、スープみたいにしみていく、あたしはスポンジってほどではないけど。

 あたしはスカートが似合わなかったけど(あたしのになると、よくなくなってしまうから)、きみは違うと言っていたし、何度も何度も、あたしを好きって伝えてくれた、嘘みたいに。

 あたしはきみにもらったものが多くて、公平じゃなかったから、それを決めたあの日は、とてもひどい気分だったけど、あたしはそれしか選べるものがなくて、

 そんなことに気づかせないでくれたらよかったのにって、靴を片方だけにした。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-06-29

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