暗殺教室(製作版)

暗殺教室を小説で作ってみました!
…キャラの名前はそのままですが、性格や呼び方などは多少変わってるかもしれません????

始まりの時間

ペタ…ペタ…ペタ…

??「おはようございます。授業の前に出席を取りましょう。挨拶をお願いします。」
??「はいっ!殺せんせー!」
殺せんせー「いい返事ですね、渚くん。」
渚「起立!!」

僕らは暗殺者。
ターゲットは…

渚「礼!」

先生!!

ババババババババ…

エンドのE組である僕たちは、何かあるごとに差別されている。
でも、他のみんなとは違う所があるんだ。
それが、僕ら全員(暗殺者)ってこと。

名前がない、殺せない先生。
通称:殺せんせー。
殺せんせーは、月の7割をすでに破壊していて、来年には地球をも破壊するという途方もない、でも事実である宣言をぶちかまし、僕たちはその先生を殺すように指示された。

殺せんせー「では出席を取ります。赤羽カルマくん!」
カルマ「はーい」

………………………………………

………………………………………

殺せんせー「全員出席ですね、素晴らしい!しかし、今日も、誰も先生の体に弾を命中させることができませんでしたねぇ。…殺せるといいですねぇ、卒業までに。」

緑の縞模様になる殺せんせー。
この顔の時は……………

全員(ナメてる!!)

殺せんせーの指導はとてもわかりやすい。
だから正直、殺したくない気持ちもなくはないけど、地球を破壊されるのは嫌だ。
『殺せるといいですねぇ、卒業までに』
が、殺せんせーの口癖で、その後には必ずナメてる顔になる。

そこら中に散らばった弾を片付けるのは生徒たちの役目。
その間殺せんせーは……手伝わない。

竜馬「ったくよぉ、なんで俺らが片付け役なんだよ」
渚「仕方ないよ寺坂くん。僕たちが散らかしたんだから」
カエデ「そーだよ?渚の言う通り。」
渚「茅野さん…!」
カエデ「おはよっ、渚♪寺坂くんも」
渚「お、おはよう…!!」
竜馬「よっ」
殺せんせー「喋る前に手を動かしなさい」
渚「あ、殺せんせー、後で質問したいことがあるんですけどいいですか?」
殺せんせー「はい、いいですよ。でも今は片付けの時です。」
カエデ「殺せんせーも手伝ってよー」

茅野さんがねだると、殺せんせーはペチペチと教卓へ戻った。
…………体は大きいのに器は小さいんだよな…。

それから僕たちは、片付けも済ませ授業も受け、お昼ご飯も食べ、昼休みになった。

渚「殺せんせー!」
殺せんせー「あぁ、渚くんですか。」
渚「殺せんせーは…どうして先生になったんですか?」
殺せんせー「…………ある人との約束–––––––とだけ今は答えておきましょう。」
渚「いつかは教えてくれますよね?」
殺せんせー「はい、もちろん。」
渚「…それだけです、ありがとうございました」

僕は、廊下を歩いた。
殺せんせーが先生になった理由…
ある人との約束…
殺せんせーは、昔は普通の人間だったって聞いたことがある。
人間の頃に何かあって…それで今の体になったんだ。

渚「あ、カルマくん」
カルマ「あ、おはよう渚くん」
渚「おはよう…」
カルマ「ん?元気ないね」
渚「殺せんせーの事、まだ全然知れてないなぁと思って」
カルマ「殺せんせーの事かぁ…そうだね、本当の名前も、過去も、月や地球を破壊する理由も、先生になった理由も…何より、本当の姿を。」
渚「殺せんせーは何も話してくれなかった…。僕たちは信頼されてないって事かな」
カルマ「僕たちに話すと目的達成の邪魔になるからじゃない?」
渚「……うん」

カルマくんはそう言うけど…実名や理由を話すのも邪魔になるのかな…。
僕はただ、殺せんせーの事を知りたいだけなのに。

殺せんせー「あまり深く関わってしまうと、先生が殺された時に皆さんが泣いてしまうかもしれませんからねぇ。それに、別れるのが嫌で手を抜くかもしれません」
渚「殺せんせー!?いつの間に!?」
殺せんせー「ついさっきカルマくんと渚くんが私について話してるのを聞いたのでつい声をかけてしまいました。」
渚「殺せんせーは…僕たちと離れるのは嫌ですか?」
カルマ「嫌…なら殺してくれなんて言わないよね?」
カエデ「そうだよね…」
凛花「つまり殺せんせーは私たちと離れても悲しくないって事か」

いつの間にか来ていたカルマくんと茅野さんと速水さん。
殺せんせーは黙ったまま、僕たちを交互に見下ろす。

殺せんせー「先生を殺さなければ、君たちは死んでしまいます。…命を選ぶか先生を選ぶか。どちらの選択が正しいか、わかりますね?」
渚「………………」
カルマ「………先生、質問に答えないよ?」
カエデ「渚が聞いてたよ、今」
凛花「殺せんせーは私たちと離れたいの?」
殺せんせー「……そろそろ授業が始まりますね。教室へ戻りましょう」

殺せんせーの言葉で、僕たちは諦めて教室へ戻り始めた。
僕も殺せんせーの横を通り過ぎようとした時。
殺せんせーが僕の頭に手…触手を置いて言ったんだ。

殺せんせー「君たちと離れるのは先生も嫌です。ですが君たちはまだ死んではいけない。だから先生を殺してください。卒業までに…必ず。」

殺せんせーは僕より先に教室へと歩いて行った。
…………やっと聞けた。
…………やっと知れた。
殺せんせーの心の想い。
殺せんせーは僕たちの命を何よりに考えてくれている。
だから、自分の目的達成の邪魔になる僕たちには手を出さないという条件をしっかり守って、僕たちの事も守ってくれているんだ。

先生…ありがとう。

つづく

暗殺教室(製作版)

暗殺教室は、いつ更新できるかわかりません笑
メインの方を主にやっていくので、メインで詰まった時にこっちを更新する、みたいな笑
時間稼ぎ…みたいな感じでの更新ですかね!笑
つまり、こっちが更新されたという事はメインの話が行き詰まってるって事です笑

暗殺教室(製作版)

暗殺教室小説版! あの大人気アニメが小説になった! 私が作る殺せんせーとE組生徒との絆。 どうぞお楽しみください!

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-06-26

Copyrighted
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