星空のドライブ

こんな夜は飛び立とう

じぶんがちっぽけに思えた昼下がり

雨から雨 雨から、光
無数のバラバラにこぼれる音は、どこからやってくるの?
おんなのひとの瞳の憂愁、おとこのひとの灰色の影?
うまれてこのかた愛を知らないこどもたちの笑い声・・・?

ほら、捨てられて道に迷うねこたちが、美しい肢体を横たえて眺めている

『わたしはあなたたちに捨てられたわけじゃないの
わたしたちは、きらめく星空を魚のように泳ぐ事ができるんです』
ストリートチルドレンと一緒だったって
かれらのささやきは、いつもキラキラ瞬いている
遠い昔に夜空を走る列車に乗ったって?


海底の奥のおく、信じれないくらい・・・地球が沸き立ってるって!
凍り付くくらいにね
あなたの情熱と、奉仕の精神は嘘がない
ひび割れたのはこころではなく・・・あなたの手の中にある鏡だったの

さようなら、こんにちは!

あなたのために運転するから、さあ飛び乗って
7月の星空のなかへ一緒に行こうよ
ティアドロップスイートキャンディ!が合言葉
甘くて苦ーい、流れ星よりぜんぜん早いから!

星空のドライブ

星空のドライブ

ハードな一日の終わり。疲れたなーとつぶやくひとたちのために。

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-06-25

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