先生
先生、いつになったら僕を受け入れてくれるの
先生、いつになったら僕をもう一度抱いてくれるの
先生とは一度きりの関係だった。
初めての時、先生は僕を優しく強く抱いてくれた。
先生はあまり喋らない。でも僕に触れる指が、先生の優しさを物語っている。
先生との関係は、僕が見た幻だったのかもしれない。
僕の勘違いだったのかもしれない。
でもあの優しく僕に浸る指、頬に残る髭の感触、コロンとせっけんの混濁した匂い
あなたの全てを忘れられないんです。
先生、いけない事をしているってわかっています。
先生、先生、周りの目なんて僕はどうでもいいんだ。
先生、愛してます。だから、
どうかもう一度僕を見て
先生