才能デモクラシー
あああああああああああああああ
死に逝く僕の脳に明日は何の苛立ちがのた打ち回るのだろうか。
漠然とした不安。 原因不明のその病は僕を、言葉のない世界へと連れ去っていく。
どうしよう・・・。言葉が、ない。
それは僕にとって腐敗を、廃墟を、敗北を、虚無を意味する。
言葉がほしい。魔法がほしい。足りない。
何故、僕はここまで怠惰に過ごしているのか。
僕の掌から価値あるものが、僕のこの瞳を見据え、呆れた様に溢れこぼれ消えてゆく。
お前に許された唯一の財はナンダー?
僕はふと朧雲をにらんだ。
「それは世界だ。文字という箱の中にどれだけ緻密に、繊細に世界を詰められるかが問われるのだ。
知識は背景になる。情緒は奥行に溶ける。そして…そして・・・。」
オワッタ。
なにも思い浮かばない。
才能デモクラシーはどこまでも続いていく。
才能デモクラシー
うううううううううううううううう