あやかされ穴ぐらアラモード(エロを目指して書いている)
えろいのかいてみたかった(´・ω・`)
1.たぬきときつねがどっこいしょ
つぷ……つぷ……指の抽送。
白魚のような白い肌はうっすらと露をまといますます透き通るようである。
「何してるのよ、ほら!たぬ子もはやく手を出しなさい!」
「うええ、そんなところに指入れるのぉ……」
くりくりとした大きな目が白黒する。
「痛そうだよお……ていうか私いま爪伸びてるし絶対痛いよお……」
いつまでも躊躇している小柄な少女を、もう一方の少女は、呆れた顔で見やった。凛とした眼差しを持つ美少女である。黒く長くまっすぐした髪に華やかな和服、名前はつね子という。
「ああもう……こいつの顔を見てみなさい!痛そうに見える?」
「ううん……気持ちよさそう……だけど……」
「気持ちいいのよ!ほら!」
ゆるんだ表情でよだれをたらした少年は、草むらに寝かされて足をおっぴろげられている。両手首、右足、左足をそれぞれ三方の木の幹に縛り付けられている。
つね子は少年の肛門に入った指をさらに奥深くまで刺し、少し乱暴なくらいに手首を返して刺激した。
「ぅあああっ……!」
少年は体をびくんとのけぞらせた。股間の逸物がさらに膨張する。
「じゃあせめてちんこくらい触ってみて!」
「ええ……怖いよこれ……」
「何が怖いのよ!ただの肉の棒よこんなもの!」
叫んだ拍子に、つね子の頭の上に、ぴょこんと大きな耳が出現した。黒い三角形のふわふわの耳である。
「あ、つねちゃん耳……」
「耳くらい出るわよ!もう、大狸のおばさんに頼まれたら仕方ないから引き受けたけど、ほんとめんどくさいわねあんた!」
「ごめんなさい」
「謝るくらいならちゃんとやってくれる?私たちみたいなランクのそう高くないあやかしは、こうやって人間の男の精を奪わないと、人間の姿に変身し続けていられないのよ。ちゃんと変身したいんじゃなかったの?」
「うう……」
顔を伏せる少女の頭にも耳がある。茶色く丸いふわふわの耳である。
たぬきのあやかし、たぬ子である。
「同い年なのにあんたはまったく……私も2年頑張ってやっと平常時は耳としっぽをかくしていられるようになったけど、まあ怒ったり興奮するとまだたまに出ちゃうけど……あんたはこれじゃいつまでかかるのかしら……」
こちらはきつねのあやかしであった。飛び出たしっぽはまるで墨汁をたんと含んだ筆の先のよう、怒っているのでぴんと持ち上がっている。黒狐である。
「とりあえず手をよこしなさい!」
つね子はたぬ子の右手をつかんで力任せに引き寄せた。そのまま少年の逸物をぐっと握らせる。
「あっやだ……」
「これをしごいて、ここから出るどろっとした白いやつが、いちばん質のいい精が奪える、精液よ。他の体液にも少しずつは入ってるけど、とにかくこれ。あんたが今日まで、子供たちとおしくらまんじゅうしてやっと、汗を舐めて奪った分くらいじゃ、もう何時間もせずにあんたはただのたぬきに戻っちゃうわ。これなら1回飲めば……って、なんで目をつぶってるのよ!」
「あう」
どうしてつねちゃんやおばさんたちは、こんないやらしいものを、平気で触ったり口に入れたり、その上あんなところにまで入れたりできるんだろう……たぬ子は恥ずかしくてもう目を開けていられなかった。右手の中の熱くてかたい棒の先がぬるぬるしている。その先端の穴を人差し指でくにくにと弄らされている。人差し指がとろとろとろとろしてきて、親指も中指もぬるぬるになっていく。
「もうだめ……やだ……」
はー、とつね子が大きく息をついたのがわかった。右手が解放される。
「今日はもういいわ。おばさんにお説教されなさいよ、私のせいじゃないからあんたがちゃんと謝ってよね」
「うん……うん、つねちゃんごめん」
たぬ子は放り出された右手を涙目で地べたの草になすりつけていた。
「何やってんのかわかんなくなっちゃったわよ……仕方ないからこいつの精は私がもらっておくわ。あんたのためにわざわざちょろそーな男見繕ってきたのに……ふだんはこんなちんちくりんなんか私狙わないんだからね」
着物の裾をたくしあげて、つね子は少年にまたがった。着やせして見えるのか白い尻は引き締まっていながら肉付きがいい。大きなしっぽをぱたぱたさせながら、つね子は少年の肉棒をつかんで自分の下半身に据えた。ふるわせながら腰を落としていく。
「んんっ……」
喉からもれる甘い声音。たぬ子は心臓の鼓動が列車のように駆け回るのを押さえながらそれを憧れの思いで聞いた。
「あん……ん……思ったよりこれはこれでいいかも……あ、あ、ああ、あ、あは……あっ、あん!あん!あは!ああん!」
どうしてそんなことができるのかはわからなかったけれど、しなやかに腰をくねらせて、あられもない嬌声をあげながら踊るように跳ねるつね子の姿を、たぬ子はとてもきれいだと思った。
2.出会って別れてどんぶらこ
「ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、あは!あはは!」
着物をはだけたつね子は黒髪を振り乱して快感にふけっている。
「んん、まァだ足りなァい……もっと……もっとよ……」
たぬ子が息を飲んで見入っているのもお構いなしに、つね子は夢中で腰を振っていた。
「キス……したいけどやっぱこの顔じゃ無理ィ……あああキスしたあああい!この!指でもお舐め!さっきあんたのケツの穴に突っ込んだ指よ!あは」
指を少年の口に突っ込んでぐるぐるかきまわす。少年は先ほどから数度射精をさせられていて、もう顔色が青くなっている。
「唾液……きったないツラにきったない唾液よ……舌も引っこ抜いてやりたいわ……あは」
汗ばんだ肌に黒髪が貼り付いている。精巧な切り絵細工のようだ。つね子は虚空を見つめて身体を大きくふるわせて、何度目かの絶頂に達した。
「あ……あ……あ……」
やがて脱力して肩を落とす。そのまま動かずに数分。
「つ、つねちゃん……?大丈夫……?」
「あー……はあ、このくらいでやめておいてあげるわ」
少年の厚い唇を憎らしげに引っ張ってから、つね子は腰を持ち上げて結合部を離した。秘部からとろとろと大量の白濁液が流れ出し、情けなくくったりした少年のペニスも吐き出された。
「あん、もったいない……」
もれた白濁液を指ですくい、ためしにたぬ子の鼻先に差し出すも、たぬ子は首を振って断固拒否の姿勢を示したため、つね子はそれを自分の口に含んだ。指先から指のまたまで丁寧に舌で舐める。少年の腹にこぼれた液体もきれいに舐めとった。
「こんなもんか……まあ、段取りはとりあえずわかったわねたぬ子?」
「う、うん……ありがとう……」
「こうやって、口かおまんまんから精を吸収するわ。肌にこすりつけてもいいみたいだけど、蒸発しちゃうから粘膜がいいらしいわよ」
「あ、肌でも……」
「でも完全にたぬきの状態だと、毛が邪魔して肌までたどりつかないわよ、わかるだろうけど」
「あ、そうか……」
「ていうか小動物に精液かけて喜ぶ人間とかは、個人的にはぶっ殺したいわね……」
「……それもそうだね……」
まだ逡巡が止まらないたぬ子を、困ったような顔で見下ろしながら、つね子は着物を整えた。黒髪も手で梳いて適当にまとめ直す。耳としっぽは消えていて、どこからどう見ても人間の少女だ。
「何をためらっているのかは知らないけど、私たちあやかしはこれがふつうなの、成長するのに必要なことなのよ。人間になりたいんでしょ?」
「うん」
うなずくたぬ子に、少し考えてからつね子は首を傾げた。
「もしかして、あの子に会うために人間になりたいの?」
たぬ子ははっとした表情を一瞬してから、おそるおそるというふうに、肯定した。
「……うん、そうだよ。会いたいんだ……」
つね子は難しい顔をして顎に手をあてた。
「つまりあんたは……あの子に恋をしてしまったのね。だから他の男とはやりたくない。そういうケースがあるってことは聞いていたけれど……」
「恋……なのかな……わからない……」
「そんなんは私も知らんわ。まあいいわ、とにかく撤収しましょう。もう私疲れちゃったから後始末は任せるわ。それくらいしてよね」
「わかった」
つね子は手刀で少年を縛っていた縄を切ると、
「どーしたもんかしらねまったく……」
手を振って去っていった。黒髪が風になびいたかと思うと、もう見えなくなった。
「脱がした服を着せて……証拠は残してない……昔は肥溜めに捨ててたらしいけど……あとはうっかりここで転んで気絶した感じに放置すればおしまい、と」
これでいいかな?とたぬ子はあたりを見回す。たぶん大丈夫。はやく帰ろう……と踵を返したところに、
「ま、待て、おまえ」
声がかけられてたぬ子は身をすくませた。振り返ると少年が起き上がろうとしている。
しまった、時間がかかりすぎた、という思いを顔に出さないようにこらえながら、おばさんたちに教えられた「とにかく知らぬ存ぜぬで押し通せ」という金科玉条を実行しようとたぬ子はその場を離れようとする。
「ごきげんよう、私はただの通りすがりですので、お気になさらず……さよなら!」
駆け出そうとしてたぬ子は引きつった。右手と右足をいっしょに出してしまいバランスを崩してしまったのだ。焦りすぎだ馬鹿!と自分を罵るも虚しく、たぬ子は草むらに顔からつんのめった。
「おい大丈夫かよおまえ!」
少年が駆け寄ってくる。まずい!
「お、おまえ、あのさおまえ!いま俺めっちゃ気持ちいい夢見たんだけどさあ!!もしかしておまえだろ?あ?そうだあれだろ、ずっと俺のこと好きだったとかだろ!それで、気持ちが高ぶりすぎて眠らせて逆レイプしちゃったんだろ!!馬鹿だな~そんな小細工しなくたって、俺はいつでもウェルカムなんだぜ!ほら顔見せてみろよ、なんだよかわいいじゃんかわいいじゃんねえ、ちゅーしていい?いい?」
なにこいつ!!!!!
たぬ子は全身の毛が逆立つのを覚えた。いますぐ逃げ出したいが転んだ体勢が悪くすぐに立ち上がれない。その隙に少年はたぬ子に覆い被さってきた。恐怖で力が入らず振り払えない。
「何を言ってるんですか……離してください」
「何を言ってるんだはこっちのセリフだよー。ね、名前は?名前教えて?俺はゴミオ。あれだよ、君の運命の人。なんちゃって。うわー君いいにおいするーていうかその耳なに?コスプレ?そっちの趣味があっても俺ぜーんぜん大丈夫だからね!むしろメイドさん大好きだし?みたいな?ご主人様って呼んでくれてもいいよ?」
「や、やめてください……あの、あの」
髪に顔を埋めてくるゴミオ。息が荒い。
必死に押し返そうとしているのに動かない……つねちゃんはあんな軽々と殴って蹴飛ばして気絶させていたのに……
「やめて、ください……」
怖い、助けて……
「何やってんだゴミヤロー!!!」
どふ、と衝撃音がしてゴミオが吹っ飛んだ。
「あ……」
「女の子嫌がってんじゃねえか、ほんとゴミだな!」
傍らに少年が立っていた。片足を上げていたところを見ると、どうやらゴミオを蹴飛ばしたらしかった。
「大丈夫?立てる?」
手を差し出してくる。
「何すっだテッメー!いてーじゃねえか!」
「そっちこそ何してんだよ警察呼ぶぞ!」
「ちっげーよその女が先に俺をレイプしてきたんだよ!」
「はあ?そうなの?」
聞かれてたぬ子は必死に首を横に振る。
「こっちはしてないって言ってるけど、証拠はあるの?」
「証拠……?いや、そんな気がしただけで……」
「……気がしただけ?待てお前、それはナンパどころじゃなくて、痛い思い込みの人なのか?えっと、病院連れていってあげようか?」
「いや、待て……混乱してきた……ちょっと考えさせてくれ……」
「おう、よく考え直せ」
ゴミオはひどくふらつきながら去っていった。先ほど多いかぶさってきて重くてどかせなかったのは、精の抜かれすぎでゴミオ自身が自力で体を支えられていなかったせいだったのかもしれない。
「あの、ありがとうございました!」
「いやなに、通りかかっただけなんでね。危ない人には気をつけなよ」
「あの……」
顔を見合わせて、たぬ子は息が止まりそうになった。
この人は、あの子、だ……
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つづく