そして冒頭に戻る
「んほぉぉぉぉぉぉ! おち○ぽしゅごいのぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
隣の独房からあられもない嬌声が聴こえてきた。
地下牢の壁は相当に厚いはずだが、よほど女の声が大きいのか……そんなに、大きいのか!? 私は思わずごくりと唾を飲み込んだ。
精神的に屈服させようという、オークどもの作略かもしれない。私は騎士の誇りにかけても、矜持だけは失わぬことを心に誓った。
そのとき、独房の鉄扉の錠の中で、差し込まれた鍵がカチャリと回る音がした。
「くっ、殺せ。私は貴様らの様な下衆な輩に断じて屈したりしない!」
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