ある人に出会ってから ~恋愛編~

ある人に出会ってから私の世界がきらめきだした。
「友達編」を見た人なら分かるかもしれません。私は小学4年生まで中央区に住んでいました。その時、ある男の子に恋をしました。初恋です。それでは私の初恋でも語ろうとしましょうか。

3年生のクラス替え、私はクラス表をみた。そして教室に入る。
そのクラスは3年4組。私は驚いた。私の知っている人ばかりだったからだ。奇跡だ。ふと私は思った。その時、ある男の子が声をかけてきた。「また同じクラスだな」「よろしく」と。その男の子は4年生まで4年間同じクラスだった男の子。この子が私の初恋の人になる人物だ。
私も同じように声をかけた。「本当に同じクラスだね」「よろしくね」と。
その男の子とは一番男子の中で仲が良かった。体育の時間、「今日は短距離走をします」「男子、女子混ざって練習をしてください」と先生が言った。
私達は気が合うのか分からないけれど「2人で一緒に走らない?」と話した。
走る時が来た。「よーいどーん」と声と共に勢いよく走り出した。やっぱり追いつけない。速いよー。私は心のなかで思った。その男の子は毎年リレーに出るほど足が速くていつも一番だった。そしてゴールした。K君は私の方を見てにっと笑った。「俺の方が速かったな」と。私はそう言われた瞬間、胸がズキンといった。この気持ちは何だろう? もしかして恋しちゃった。私は顔が真っ赤になった。「おい、大丈夫か? 顔赤いけど。」私は我にかえった。その後から意識するようになってしまった。
家に帰っても意識しちゃうし、目合わせるだけで顔赤くなるしどうしたらいいの?私は今完全に恋する乙女なのだ。私には仲のいい友達が3人いた。その子達とは幼稚園が一緒で大の仲良し。その3人と同じクラスになれるなんて思いもよらなかった。放課後その子達と遊ぶ時、この子達にその事を相談した。そしたらみんながいっせいにアタックしちゃえ!と言った。
私は戸惑った。どうすればいいのーーーー(@_@)
そしてアタック出来ないまま月日は流れた。
4年生になった。私は進学年になるという事もあって一番早くきてしまった。その時後ろから声をかけられた。「おう早いな」と。私は顔が真っ赤になった。よりにもよってK君だったからだ。2人きり私は気まずかった。早く着きすぎたせいか誰も来ない。
K君が言った。「お前なんでそんなに早いんだ?」私は言った。「進学年になるからうきうきして。」「それよりそっちも早いから!」「あっそうか!」「てか同じ事考えてたんだな、これって奇跡?」私はまた顔が赤くなった。なんでこんなにカッコイイんだと。
4年生になり何かとアタックするようになっていた。例えば、バレンタインを渡したり、放課後一緒に遊ぼうと声をかけてみたり。
ある日、私は学校で使う色鉛筆を忘れてしまった。その時、私が忘れたことを察したのか、K君が私に「これ使っていいぞ」と渡してくれた。こんな事があっていいのかと私は思った。
そして次の日友達からこんな事を言われた。「告っちゃえばいいのに」「絶対あんたたち両思いでしょっ」と。
私は思った。小学6年生の最後に告白しようと。でもその夢は実現する事が出来なかった。なぜなら4年生の冬に転校する事になったからだ。
私はみんなの前でその事を言った。私はさりげなくK君の方を見た。私が思っていた顔とどれも一致しなかった。K君はいつも笑っているか、真剣な真顔しか見た事がなかった。それなのにとても悲しい顔をしていた。私はいつも以上にズキンとなった。
引っ越しする日が来た。私はその時、お母さんに頼んだ。1ヶ月後の学校の学習発表会「劇・音楽の会」まで西区から中央区の学校に通いたいと。そしたら、すぐにOKをもらうことが出来た。でも劇・音楽のためだけじゃない、K君ともう少しいたいから。
そして当日、成功で終わる事が出来た。その時、K君に呼び出された。私は何だろう?と期待で胸を膨らませていた。K君が立ち止まった。ポケットからある物を取り出した。それは、手紙だ。私は顔が真っ赤になった。これは夢じゃないよね? 現実?
そのまま終わり家に帰ってその手紙を読んだ。やっぱりラブレターじゃないか。
私は今頃後悔した。なんであの時、告白しなかったんだろう。そう思っていく内に涙が止まらなくなった。もう話す事も出来ない、告白する事も出来ない、一緒にいる事も・・・
ある日、奇跡が起きた。中央区で友達と遊ぶ事になったからだ。中央区についた頃には、まだ学校が終わっていなく校門の前で待っていた。すると、K君がいた。6年生と言う事もあり大人びていて背も高くなっていて一段と格好良くなっていた。
そして友達が来た。「声かけちゃいなよ」と言われた。でも出来なかった。こんなに時がすぎて声をかけるのも、もう告白してもだめなんだ、無駄なんだと・・・
私の初恋はこれで終わった。
そして新しい恋を見つけた。その男の子は私より背が高くて、運動神経抜群。
私は思った。初恋の時みたいな終わり方をしたくないと。
中学生になった時、ある女の子と付き合っているという私にとっては悪い噂が流れた。でも私は信じない。本当の事だとしても・・・。ただの噂だから。
もしかしたら初恋の時みたいに終わっちゃうかもしれないけれどこの恋を大切にしていきたい。では皆さんに言っておきましょう。ちゃんと守れるかは分かりませんが中学生の内にその男の子に告白します。恥ずかしくなってきた・・・(>_<)

ある人に出会ってから ~恋愛編~

恋愛編を見てくれた皆様、本当にありがとうございました。私の小説はどうでしたか? 
面白くなかったですか? まだまだ新人で未熟なところもありますがこれからもよろしくお願いします。次は、「ある人に出会ってから ~家族編~」&「表と裏」という小説を出します。楽しみにしていてください。

ある人に出会ってから ~恋愛編~

「ある人に出会ってから ~恋愛編~」では、私の初恋の事、その男の子の事など胸キュンする要素が沢山入っています。よければ見てみてください。あなたにもこんな恋が訪れるかもしれません。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-06-13

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