パズル

その日は朝から頭が痛かった。

頭を内側から鈍器のようなもので叩かれているような痛さ。

体験したことのない人にはわかるまい。

吐き気がし、歩こうとするとふらふらする。

さっき体温計で熱をはかると38.9だった。

当然、学校は休むことになる。

「お母さん出かけるから、病院行っときなさい」

そう言って、5000円と保険証を残して出て行った。


まともに歩けないのに最寄りでもここから1kmほどある病院に行けってか!!

ひどすぎる・・・。

寝たら少しは歩けるようになるかも。

そう思って、僕はベッドに横になった。

パズル

パズル

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-01-04

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