近未来小説「 Neo Border - The near future -」
The near future <AIの涙と世界ユール>025
8月下旬、ここである情報が "Neoborder G連合"飛び込んできました。
「「Shining Candy」8号機の打ち上げ時に、 ある部隊の大きな代償のもと<AI Njordニョルズ>の一遍を潜らせることに成功した事を確認した。
もしこのプログラムを稼動させることが出来るなら「Shining Candy」8号機も、「Shining Candy」7号機さえも、 破壊することなく機能制限することができる可能性がある。」
この情報は当初「Shining Candy」8号機打ち上げ阻止のミッションを遂行していたある組織が、 部隊全員の未帰還から、ミッションの失敗という結果で処理していたものでしたが、
ここにきて、ミッションを阻止した「Shining Candy」の衛星打ち上げ施設特殊部隊関係からの資料を 入手することに成功。
解析した結果、隊員たちの尊い活躍によってメインミッションのみの成功が 相手方に悟られない形で確認されたのです。
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この資料は時間軸と共に詳細に残されていた。
この解析を担当していた部署には多くの強者もいたが
誰一人としてそのユニフォームの色を深くしないものはいない。
そして、
その瞬間瞬間のシーンに対し
敬礼をおくる
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「Shining Candy」8号機の<AI Ranラーン>は南極をベースとしていますが、 南極にある関連施設は次世代エネルギーシステム「Cloud Energy System」のメイン施設で、 通常のラインでのみアクセスできます
しかし、
ホットラインのように ダイレクトにアクセスし、なおかつ<AI Njordニョルズ>の一遍を起動させるための プログラム稼動コードを「Shining Candy」8号機に送信するには、 "国境システム「Neo Border Gateway」"の特別管理区域にある中枢施設、
Markが調べていたあの古城のある発電所もどきの巨大施設に行くしかないことが判明しました。
ここへの潜入は不可能・・に近い・・・
とはいえ、誰もが分かっていてもその可能性に賭けるしかない・・・
すこし、間があって
Williamは「俺は肉体派だからな。山歩きはなれている。ちょっと挨拶しにいってこよう」
<AI Freyフレイ>も「じゃあ、おれも肉体派だからいかないといけないな」
<AI Thorソー>「俺ははずせないぜ」
他"ASG"幹部のThjalfi(シャールヴィ)、 作戦司令官Louis Durand (ルイ) "JBM(Jet Black Mice)"系幹部のRoskva(レスクヴァ)たちも追随。
そして時が来ます。
ミッションチームはサイレントミッションの為に、セキュリティの解除など前工程が重要だったが、 <AI Freyフレイ>はとても有能でした。
あらゆるゲートを突破し、心臓部にたどり着く道を確保できましたが、 たまたまいた優秀な女性研究員(Alice jonsson)によって発見され、 また"国境システム「Neo Border Gateway」"のCMO<AI Hrungnirフルングニル>が 「Shining Candy」の指揮から区域の防御に動き始め進行を阻止され始めました。
外部、他エリアへの通信システムは遮断、ダミーをはしらせ、各セキュリティは<AI Freyフレイ>の活躍で機能不全にできましたが、 心臓部へのルートはこの冷酷な女性研究員(Alice jonsson)をはじめ、数百のセキュリティヒューマノイドがガード。
AI領域では<AI Hrungnirフルングニル>が防壁を固め始めます。
さすが現実国家群の屈強の砦ですが、すでに作戦は実行中、いまさらもどれないし、戻る道も無い。
<AI Freyフレイ>の肩をひき、<AI Thorソー>が前に出た。
「Hrungnirはおれが倒す」
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