いるかのほし33 内臓=内蔵アンテナ

かるいいるか

内臓=内蔵生アンテナ

 「もぉ、ぅをはなししてもぉ、いいですかぁ・・・・・?・・・・・・・こぉんにぃちわぁ~~~!!」

 「・・・・・!?」

 なんだろ??この声・・・・・?

 なに??このにんげん・・・・・??

 ぼくは、GGに言われた場所にやってきた。ピコとポコが住む場所のそばだけど、もっと海辺に近い町だった。

 陸にあがれないことは、実際ににんげんと会うのに、とっても大変なんなことだって、ぼくにもだんだんわかってきたよ。
 でも、GGは言ったよ。「おまえさんがこれから会いに行くにんげんは、ちょっと変わっておる。ふつうのにんげんより、内蔵センサーの整備がよく出来ておるから、側まで近づけなくても、きっとおまえさんのことにも、すぐに気が付くじゃろ・・・・。」

 へえ・・・・。それはいいや!!にんげんともつうしんできるんだ。GGとのやりとりばっかりで、ぼくはちょっと窮屈になってたからら・・・・・・・。

 いよいよ長いGGの個別レッスン「予習コース」がおわって、ぼくたち7頭のいるかは、それぞれ別々に名前を持ち、別々の宿題を持って、別々の持ち場にちらばっていった。 ぼくもGGの言われた場所に行ったんだ。

 そこでぼくは、ぼくの内臓アンテナに意識を集中したよ。(いつもGGとやってることなんだけどね。)
 ・・・・・、どうするかっていうとね、頭の上のぷるぷるを、GGに言われたにんげんの住んでる方向に向けてから、そのにんげんの名前を呼んで、「つうしんかいし」って思うだけ。そしたら、だいたい、そのひとが考えてることや、しゃべってることが、ぼくののどの奥に「言葉」となって伝わってくるんだよ。

 そしたらね、伝わってきたのは、さっきの言葉さぁ・・。「へんてこりんに、能天気」・・・・・・、でも、なんだか、妙になじんじゃう感じ・・・・。思わずぼくは、「ぷっ」と吹き出しちゃった。なんだか、可笑しくってね・・・。

いるかのほし33 内臓=内蔵アンテナ

いるかのほし33 内臓=内蔵アンテナ

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-06-05

CC BY-NC-ND
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