月と太陽

As real

a

月と太陽そして君に

わたしの世界をまわる

もう一つの天体

それは君

b

まずは自分

自分をみたしてからだ

満たしたからだはひかる

奪いながらいきるのは
いやだから

きっと

本物の は


泉のように
あふれつづける

あふれつづける水は
きっとどこまでもしみこんで

つつんで

ふと微笑みを誘うような
さりげない一瞬に
永遠をかくして

そして

また明日へと

たしかな一歩を刻みたいから

c

つながってる

つたわってる

愛の賛歌もかすむほどの

ありふれた日常と

会えない絶望と

信頼を試される瞬間と

愛の賛歌など追いつけないほど

君が大切だ

君が大切だから

わたしはわたしを確立したい

君に一番醜いわたしをみせたい

君に一番輝くわたしをみせたい

努力は必須だ

イマジネーションだけでは生きてはいけないから

うまれたての自分が

ひとりで歩いていけるように

君を本当に大切にしたいから

自立したいんだ

d

音が色をおびて

回転しながら

上昇してゆく

浮遊する色彩

心臓と肺に

ガラス玉がころがりこむ

跳ねる うたう

かなしみに寄りそう

音がとても優しい

君の音はひかっている

わたしの心の弦に

ふれて

わたしは気づけば

泣いていたりする

指先まで

きみの音に染まる

e

温かく広い胸に包まれると
胎内にもどったように
睡魔がやってきて

君の手をそっとにぎり
少しだけ眠る
この世で一番の贅沢を
している気分だ

君の手はそして
貴婦人のように姫君のように
繊細で
私はそっとそっと触れる
たくましさと繊細さが同居する
芸術品みたいな君

夜明けがきて
そっと頬にくちづけて
朝の町へおりてゆく
ゆうべの月がまだ空にいて
優しく見送ってくれる

安らぎをありがとう
優しさをありがとう

f

思い込み考えすぎに
特効薬がほしいけど
近道はないたぶん
向き合うしかないんだ

自分と

そういえば蝋燭のそばで
腕の中できみは
自分が死んだら泣くのかときいた

きみはそれからスヤスヤと寝た
わたしはしばらくして
泣いてる自分に気づいた

もしきみが死んだら?
考えたら涙が止まらなかった
もう泣いてるよ私は
その質問だけで

こなごなになるかな一度
そして君の記憶や魂の成分とともに
もう一度生きていくと思う

たくさん絵に描くよ

わたしが先に死んだら
どうか
君の音を聴かせてください

一度でいいから

g

雨がたくさん降ってる

バケツの底に私は座る

目をとじても
目をあけても

だんだん雨に沈んでいく

リアル

現実?本当?真実?
そのどれも留守みたい
雨に溶けて流れ出して

外側のペンキは油性のはずなのに
雨に流れてみにくく色がはげて
まだらの私がこちらを見て
また言う

偽善者

雷の音は平気だ
たくさん降る雨の音は苦手

足音や人の声に聞こえる
罵声にさみしい声に

花は庭で雨にうたれてる

雨に混ざって君の音がする

ふり、は苦手だ

透けてしまうばかなわたし

隠れたくなる
雨がやむまで
石のほこらで眠りたい
眠さは私を守るかのよう

雨の中でも朝がくる

笑えない今
それでも雨の上の太陽を
心で思えば
数ミリかわる

かわってくれ

h

真珠色に光る空に

オレンジの閃光がはしる

雨上がり

あたりは宵の刻 だけど明るい

白夜かな

眺めていると鼻にツンと

スペアミントの薫り

なんだろう

童謡が遠くで

ちいさな子供とおかあさんが

替え歌みたいにまちがいだらけの

あの童謡をうたってる

影がのびて

おかあさん

よんでみた

i

かくれんぼ
さくらんぼ
蝋燭のあかり
ゆれる松明
白い着物のすそに
ひるがえる
麻の葉模様
いつかの夕暮れ
虫の声
ふと止めた手で
また想う
私はうまく話せない
すんなり話せる日が来るの?
ありのままの
朝顔な
私のままで
もう少し
もう少しで喉から
ひっぱりだせる私の声
口から枝葉をのばしては
希望の光を受けるのに
肝心の口がふさがれて
私の言葉が出せないで
いっそ引き抜き
硝子の花瓶に
投げ込んで
その若い翠を大切に
慈しむ

j

紙の前に座る

感情の波を

深層の感情を

記憶を

旋律を

探して描く
ただ自分を通過させ描く

刻々と出会い別れる色を
つかまえる

放つ

今日はあまりうまくできなくて

でも今日の今のわたしを

刻むだけ

あまりうまくできなかった今日が

絵の中で

かけがえのない花になる

k

海がたしかに見えた

見えたというよりそこに私はいた

不思議な感覚

君の音が描く海が

ざざんと打ち寄せて

静かな砂浜に

君の歌がひびく風景

まだ私は君に出会っていない
まだ君は私に出会っていない

その音の海で
私たちは出会う

きれいな海だよ

君が描く

海は静かで優しい

カーステレオから流れ出す

l

きみがほめてくれた

わたしにお世辞は言わない

信頼するきみが

だから

わたしはうれしい

だから

いくらでも描ける

わたしの絵には

必ずきみの香りがする

不思議なくらい

自然に

いつからこうしてる?

まだ数えるほどしか過ごしてない
年月がうそのように

うまれたときから
きみを感じていたようだ

いつも

ありがとう

わたしはわたしの絵を

描くよ

これまで生きてきた

それを証明するために

m

半人前のわたし

いつからか人並みに見せるのが
上手になり

そういう意味では
わたしはかなり嘘が上手
みんなわたしを
かいかぶっている気がする

年齢の半分くらいしか
中身が年を取っていない
半分もいってるかあやしい

当たり前ができない
そんなことができない

だけど
ここから歩くしかない

責めても変わらないなら
今を抱きしめて

答えてくれる?
小さな
殻の中のわたしよ
少しずつ
やってみようか

n

築き上げてきた

見つめてきた

その小さな石が

積み上がり

今を作る

積んだ石は増えも減りもせず

そこにただ小さな山をつくる

山があるんだよ

確かに

泣きながら
笑いあいながら
ぶつかりながら
共感しながら
助け合いながら
思いやりながら
怖がりながら
不器用ながら
積み重ねてきた手

かけがえのないその山に
雨が激しく打ちつける
そんな日も乗り越えたい

ごめんなさい
いつも思うよ

だけど
あきらめたくない
しつこいからわたし

よく知ってるだろうけど(^-^)/


どうか自分を責めないで

痛みはわたしがひきうける

o

君が触れると
わたしは心臓になる

心臓そのものに

ただの鼓動がそこにいる

きみの指は蛍のように

私のからだに灯りをともす

しるしをつける

どこまでも

この心が君にむかうのを

この足が君にむかうのを

雨の音を子守唄に

今日はねむるよ

p

感情がとまらない

時の涙がこぼれて

布団のテントにくるまって

あのテントを恋しくおもう

温かい感情と

ガサガサの感情

力が入らない

けど動かなければ

描きたい想い



あの桜の樹の下で

会話したふたりは



自分 という

ふたり という

なにかになろうとしてる

それに名前はあるのだろうか

かけがえのないひと

大好きな君


蜘蛛の巣が光る 銀色にかがやいて

銀色の刺繍は糸
銀色の詩集はことばを

あなたがあの日あのことばで

きえるしかないと泣いた私を
つないだんだ世界に

手をつかまれたみたいだった

問いかけられたみたいだった

それはあなただけだった


悲しすぎると無になるわたしを

はじめて感じてくれた人

そんな人間がこの世にあるなんて

知らなかったから

私の歩みはだんだん力強くなる

弱気でいる日も許せるように

それは君がいてくれるから

そこで見ていてくれるから

転んですりむいて血がにじむ

ヨモギをもんでごしごしつける

砂を払い

立ち上がる

また

歩く

q

君に出会った
知らない人が自分の中から
でてきた
はじめは逃げたんだ
知らないその人がわたしの中で
暴れだしたから

頼むから静かにして!
でも
それがきっと本物のほうで


その人の泣き顔も笑顔も
嫉妬も孤独も
鏡にうつるのは本当の感情

喜怒哀楽って
本当はこういうものなんだね
劇をするように
わたしが演じているわたしも
嫌いじゃない
だけどいま

鱗がはがれて
魚は人になる

本当の感情のままに笑う自分に
出会ったのは
ずいぶん久しぶりだった

君のおかげだよ

水上の花がにぎやかに
いろんな歌を歌ってて
水面下では
ふたつの白い根っこが結びついてる
しずかにたしかに

あなたに伝えるのが
こわい
拒絶されるのはこわい
だけどまだ手をつないでみたい

勇気がほしい


リアルにしたい
ここから
わたしの気持ちを
素直に
そこから

一緒に考えて
一緒に歩いてみよう
なにがみえるのか
確かめたい

電話をかけるよ

まっていて

r

やっぱわたしは意志がよわい

ごめんなさい

何度も何度も

傷つけてしまう

約束を守れないで

ごめんなさい

s

銀河鉄道の夜をみた
アニメのやつ

泣いた

林檎を分け合うシーンが

なにを意味するのか

それがわかったときに

泣いた

新世界、のメロディは
わたしが時々口ずさむメロディ

遠き山に日はおちて

とても懐かしいメロディ

本を先に読めばよかったかな

本を読んだら
それを絵でかいてみたい

宮沢賢治という人は

海の底で生きる時代を知っていた人かもしれない

宇宙の摂理と
ささやかな人間の暮らし

ジョバンニとカンパネラ

さそりの火に

わたしはなりたい

きみといっしょにいたい

t

君をだきしめるとココアの香りがした

雨足が強くなると、いつものようにわたしは怖く不安になった
お化けの時間

泣きそうになり君の腕に潜る
安心する

わたしはこれから先きっと君以上に誰かを好きになることはないと思う

それだけはわかる

魂がそう伝えるから

こんなに人を思うことはなかった

リスクを負うことは確実に避ける性分だった

世の中にはありふれていて、でも1番嫌って軽蔑していた関係を
なぜ自分から進んで背負うのか自分でもわからなかった

なにしてんだよ私!と何度も自分をひきとめた
ひきとめる自らを振り切る
想いがなんなのか
その強さは依存じゃないのか
疑いながら迷いながら
それでも変わらず光る感情に

好きをこえている

君と眠ることが嬉しいんだ
同じ空間を味わえるだけで幸せ

すこし前、君が仲間と幸せそうにハグしていた
音の空間で奏でたあとに
君はやりきった!という表情で
わたしは心がほわっと嬉しくなった
君からはわたしは見えないほど距離があったんだけど
そうしてみる君の笑顔に
ああ、嬉しいなあと思ったんだ
涙がでるくらい

君が安らかに笑えることは
私の喜び

打ちひしがれる悲しみやさみしさもください

半分こすれば痛みも半分だ(*^_^*)

好き勝手に表現して困らせていたらごめんね
すきだと伝えたくなるんだすぐ


最愛の友へ

u

すみれいろのそらに

ちいさなてをひろげた

ゆっくりでいいよって

いわれてはじめて

あわててることにきづく

あー

こんなに

ゆっくりでもいいのか

しらなかった

なぜか泣けた

ありがたい

v

昨日、CDケースの中に見慣れない1枚を見つけた
いつも気づくのがおそい私

それをずっと聴いていた
気づかれなくても何も言わない
さりげない、そんな優しさ
見習いたいなと思う

居心地の良い空間をつくる
それはなかなかできそうでできない気がする
そこにいけば
受け入れてもらえる
そんな温かい空間を用意できる人
人は弱いと知っていて
それでもいいよ、と
空間が許してくれる

そこにいる人達が本当にくつろいでいる姿を見るとそう思う
それも才能なんだと思う
空間をつくる優しい才能
その空間でなければ
描けない絵がある

ありがとう

いつも

w

例えばそれは 毎日
同じ場所に置かれる
自転車のスタンドの傷
コンクリートについたそれは
同じ場所につくけど
毎日少しずれて
同じ場所にはない
軌跡として残る
かけがえのない1日1日
いつか絵になりながら

例えばそれは 花の蕾
もどかしいほどにゆっくりと
緑色を開いていく
私は何度も庭に見に行く
なぜか見ていない瞬間に
ぱっと開く

例えばそれは 雨

ただ落ちてくる
ことの葉のように

どんよりとした空から
雨が降り出すとき
なぜか解放感がある

雨をまつ植物のように
言葉をまつ詩人のように

雨をまつ

x

ここにいるよ


君の努力を
似たような努力を
私はたぶん知ってる

血のにじむよな

それでいて誰も気づかない

そんな努力だ

毎日

毎日

生きることをがんばっている君を知ってる

知ってるつもり

それは
私の中にもあるつもり

毎日

毎日

えらいね



いいこ
いいこ

してあげたい

私にきみに

y

雨空の向こうにある

太陽を信じる

大丈夫

小さな私

まだ子供のままで子供を育てる

未熟な大人

言い訳も尽きた

大人になるよ

自分自身を本当に愛せなければ

心は一生
愛を知らないままになる

何度もたまってく課題
見て見ぬ振りのそれらを
誰より責めている自分
矛盾だらけの自分

ゆるしてあげたい

幼い日の

ピアノの前で固まって
簡単なフレーズが
どうしても弾けなかった
先生の怒りだけは伝わる
わざとひかないと思ってなおさら
怒っていた

わざとじゃなくて
指が動かなかった

あの日の私に大丈夫と言ってあげる

大丈夫

足元をみつめる

ふらふら歩く私の足を大地に
根付くように立つ

深く深くウジャイ呼吸

生きてる
肺の中に新しい空気

死体のポーズが好きだ
生まれ変われる感覚

誰も傷つけたくないなんて綺麗事
誰かを傷つけてもその傷を手当てするくらいの覚悟でいたい
何より自分自身に
そうありたい

そして君に感謝を


大人になるから

君が私を強くしてくれている

たくさん支えてもらってる

これまでも何度も

ありがとう

怖がらないで世界を愛せるようになりたい

なれると信じる

私の月と太陽が
この胸と
宇宙にあると
確信している

もうひとつの天体
君がわたしの中にいる

日々は回転していくけど

今日という日を生きてみる

z

背に太陽 あるかの温もり 感じ飲む
目と手と声で 君に触れおり

月と太陽

月と太陽

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-06-05


  1. a
  2. b
  3. c
  4. d
  5. e
  6. f
  7. g
  8. h
  9. i
  10. j
  11. k
  12. l
  13. m
  14. n
  15. o
  16. p
  17. q
  18. r
  19. s
  20. t
  21. u
  22. v
  23. w
  24. x
  25. y
  26. z