弱虫の一歩

かなり低クオリティです。
この作品は小学生などに読んでもらいたい作品に仕上げたので、成人の方にはすこし…というかかなり幼いと思います。

――風が吹き抜ける秋の草原――
花は少し咲いているが、見渡す限り芝生に覆われ開放感あふれる場所があった。
ここは異世界。
人間はいない。…がしかし!!
この世界に入ってしまった1匹のパンダが…

――1ヶ月前――
野生のパンダの大群が村に降りてきた。
村の人々は非難した。
パンダの大群の中に1匹だけで行動していたパンダが… 仲間はずれにされていて、さらに悪口まで言われていたのだ。
仲間はずれにされたパンダは村の辺りを歩いていた。
パンダはマンションの外にあった洗濯機を見つけた。
洗濯機の中が光っている…パンダは訳も分からず洗濯機の中に吸い込まれた。
それは一瞬のことだった。

パンダはしばらく眠っていたようで、重たい目を開けると
そこは天国のような広々とした、草原があった。
「…ここはどこだろう?」
パンダはとりあえず起き上がり周りを見渡した。
「何もないな。」
(…皆いない、寂しいなぁ)
パンダは心の中でつぶやいた。
あれ?おかしいな…仲間はずれにされ悪口も言われた。
なんで寂しいと思うのだろう…
あのパンダ達がいなかったら、僕は楽なはず。
そうだ。いなかったら苦しまなくてすむのに。
パンダはもう一度横になり空を見上げた。
「怖いなぁ これからどうしよう…そういえば出口がない。…!? 出口がなかったら帰れないじゃないか!!」
何で今まで気づかなかったのだろう。
…でもここは天国のように幸せな世界。
「もう いっそこのままでいいじゃないか。」
「悩み」というより「疑問」を抱えたままのパンダに心地よい風が眠気をさそった。

起きたときはもう暗くなっていた。
「いつまで寝ていたのだろう…」
時計がないから時間がわからない。
これだけ1日を自由に過ごしたのは久しぶりだ。
「たまにはこういう日が必要だな。ただ寝すぎたな。」
まだ頭がボーっとする。
昼見たときと何も変わらない。ただ
― こんなに星や月ってきれいなのか―
都会では夜まで人が街を歩き、明かりがたくさん灯っている。
パンダがいた山でも星は見ることができた。
けれど、涙であふれていた目でしか見たことがなかった。
涙に理由はなかった。
ほかのパンダにひどい事をされ泣いていた…そんな涙ではなく。
無意識に流れていた。
「…こんなにきれいな星を見ているのに。なんで涙がでてくるの?」
ここへ来ても涙が。だけどいつもと違う。
―もっと素直に生きたい―
「皆に会って話がしたい!」
そう言ったとたん誰もいない何もない草原に、光が差し込んだ。
「洗濯機の中で見たあの光。」
>もう帰りたいの?
どこからともなく声が聞こえた。
「帰りたい。そして皆に会いたい!」
昼間のパンダにはなかった「はっきりとした決意」
今まで弱虫で、1歩さえ踏み出すことができなかった。
「もう 決めたんだ! 僕が自ら皆から逃げていたんだ!」
――そのとたんパンダは光に吸い込まれた。――

今朝と同じ状況だった。目を開けると仲間たちが僕を囲んでいた。
「大丈夫か?」
パンダは目に涙をためて笑った。声がでなかった。
皆がいっせいに笑い出して「一緒に帰ろう。」
そういって手を差し伸べた――

              END

弱虫の一歩

読んでみてどうだったでしょうか? 
少しでも「良い」と思ってくだされば幸いです。
この話を読んでみて友達・友情・孤独などのワードについて考えてみてください。
たいしたことは書けませんが、次回作をあげることになったら、今後とも応援よろしくお願いします。
それでは、良い人生を// ((かっこつけてすいませんww

弱虫の一歩

三題噺です キーワードはパンダ,洗濯機,草原 です。 無理やりですが許してください。 なんか絵本の内容みたいな感じです((汗 偽善者みたいに見えてしまったらすいません...

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 児童向け
更新日
登録日
2012-03-20

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