Rock 'n' Roll Poemer's

Rock 'n' Roll Poemer's


Rock 'n' Roll Poemer's
甘くて青くて
空気を震わす言葉で
表現したいだけなんだ

社会の片隅でさ 夢を見るのも大概にとか、現実を直視しなさいよとか、理想論とか、机上の空論とか、高望みだとか、勝手な言葉を吐き逃げする人たちが何をしてくれたって言うの?

Rock 'n' Roll Poemer's
夢を語る人は素敵で
Rock 'n' Roll Poemer's
愛する事のできる人は美しくてさ
Rock 'n' Roll Poemer's
誰かへ優しさを分け合う事のできる人が強いって
そんな当たり前のことを当たり前って認めないSystemって何なの?


美しい言葉を
飾らない言葉を
言葉では表しきれない言葉を
感情の花弁、僕と君の全て、モノクロームに朽ちた残骸
そのすべて、すべて
青臭いとか照れ臭いとか
言うだけ言う人は本当の花の香を知らずに
香水の上塗りでご満悦なんでしょ?

上辺に飾る美しさなんかいらない
窓辺に花を。あなたに花を捧げたいだけ

Rock 'n' Roll Poemer's
僕らの言葉が 貴方の言葉が
力ある言葉で 誰かを動かす言葉で
絶望や失望を 希望に変える
だから 僕らは立ち上がる
そんな言葉を そんな歌を

Rock 'n' Roll Poemer's
甘くて青くて
空気を震わす言葉で
表現したいだけなんだ


何人ナンビトにも侵されない純粋な青で
濁りを飲み込む青で 孤独という毒を噛み砕く青で
あなたにしか彩れない
僕にしか彩れない青さで

Rock 'n' Roll Poemer's
僕らの言葉が 貴方の言葉が
力ある言葉で 誰かを動かす言葉で
絶望や失望を 希望に変える
だから 僕らは立ち上がる
そんな言葉を そんな歌を

そんな言葉を
そんな歌を

孤独の欄外

一人ぼっちの感情の味は
何とも言えなくて
雑踏の中で葛藤しながら取り残されて

人ならたくさんいるけれど
どれもこれも
仮面舞踏会の駆け引きのようで
ターンしてステップを
いったりきたり
社交辞令の賛辞なら
もう飽きた


孤独の欄外に
本音すら巻き散らせないオトナってヤツの醜さを嗤うことすらできなくて

結局、雑踏に紛れて
没個性に息を潜めながら

相手を傷つけても自分が傷つかないように必死な右向け右のオトナたち



全部、大事なことは孤独の欄外に置いてきたから

夢見


ゆらりと揺らぎの中で
ふいに目を覚ます
こんなに近くで
僕は眠っていたんだね

雲が流れるように
言葉を流す
さらりと、台詞に意味をこめて
通過していのが先か
風化していくのが先か

なのに君は僕の言葉を
真っ正面から受け止める

絵の具を空に溶かす
届かず消えた言葉もある
夕陽の色と血の色が区別できなくて
なんだか可笑しくて

ほら
手を振っていた
いや
首を横に振っていた?

なのに君は僕の言葉を
真っ正面から受け止める

ゆらりと揺らぎの中で
ふいに目を覚ます
こんなに近くで
僕は眠っていたんだね

まだ夢の続き見てる君を
起こさないように
ゆっくり
ゆっくりと
揺らぎの中で
僕はゆっくり目を覚ます

滲んだ夕陽が
綺麗で
君の顔がとても綺麗で
時間よ止まれとは言わないけれど
せめて後少し、もう少し

夢見の丘へ誘って

さんきゅー


君に伝えたい言葉はサンキュー
待ち続けてくれてサンキュー
言葉にしてくれてサンキュー
僕の話を聞いてくれてサンキュー
待たせすぎたのにサンキュー

君の存在が何より近くに感じるの
その存在に甘えてしまうのよ

ありがとうねって言葉は
有り得ないほどの難き事柄の末に
吐き出されるべき言葉なんだって
なんて素敵な
キャラメルファンタジーなんだろうって
息を呑んだ記憶がある

有り難うって言葉はそんなに簡単には
言ってはいけない言葉ではあったのかもしれない
だから 今は
これから、まだ
きっと君に待たせ続ける事があるだろから
それに甘えるだけじゃない僕でいたいから
無自覚な依存は 痛いだけだから
ただ君と居たいと思うから
僕は心ノートに書き記す
そんな印のカケラを此処に残すんだ

君に伝えたい言葉はサンキュー
待ち続けてくれてサンキュー
言葉にしてくれてサンキュー
僕の話を聞いてくれてサンキュー
待たせすぎたのにサンキュー

君の存在が何より近くに感じるの
今現在、貴方と歩き続けること
僕にとってはそれが今全て

今、現在そんな言葉を
君に捧げることそれが精一杯の全て

今、眠っている
君に言う

言葉にしたら


どんな言葉にしたら感情温度
あなたに届くのでしょうか?
華美な装飾施しても
何だか空っぽで


どんな言葉を
どんな音を
どんなキモチを
描けば伝わるのでしょうか
どんな言葉も
どんな音も
どんなキモチも
あなたに伝わり切らない

空白を指でなぞって
取り残された顔してさ
分からないことが多すぎて
あなたの表情に 感情焦げ付いて 

どんな言葉を
どんな音を
どんなキモチを
描けば伝わるのでしょうか
この言葉を
この音を
このキモチを
まっすぐに伝える為にどうしたらいいの?

どんな言葉を
どんな音を
どんなキモチを
描けば伝わるのでしょうか
どんな言葉で
どんな音で
どんなキモチで
あなたはいるのでしょうか?

この言葉で
この音で
このキモチを
伝えたいだけなのに
伝わらない伝えられない拙い言葉に溺れていく

どんな言葉にしたら感情温度
あなたに届くのでしょうか?
華美な装飾施しても
何だか空っぽで

始まりだす


始まりだし、回りだし
歯車は噛み合い
ゆっくりとゆっくりと
地球の自転がのんびりだって?
これ程の球体が自力で回り出すスピードは
高速な螺旋が 蝋燭を灯し
朝から夜を追いかけて
僕らはそんな毎日を藻掻いて 今は泡吹いて

立ち止まって
空を見て

何も始まっていなくて
すでに始まっていて
なじっていた過去を投げ捨てて
囓った未来よりその先へ

幸先の矛先 より先へ
立ち止まる余裕なんかなくて
立ち止まる事も、ある意味じゃ勇気で

僕らは歯車を回して
決して、回されているんじゃなくて
引き合うんじゃなくて 惹かれ合う
ゆえに僕らは抱き合って
時々、押さえきれずに泣き合って
その目尻を拭き合って

そして僕らは始まりだし
白紙に歴史を書き出し
足して引いての計算なら無し
そして僕らは歩き出し、
ゆっくりゆっくりのテンポで
足跡一つずつ つけて

そして僕らは始まりだし
足音 歩幅を合わせて 確かめて

泥酔

落ちかけた意識の中で

眠りと眠りの間で飛んでは消えて揺れてはぶれる

ノイズのようで

疲労と空回りの上で

空になったコップ

ため息の雲を編み上げて

掴めない雲を本気で掴めると思っていた

腐り果てた青さと

熟れすぎた赤さと

濁りすぎた黒で

構成された三角ビジョンの方程式

朽ちた座標
過去より消失
未来へ焼失

悪酔いを越えた泥酔のようで

夢からさめない夢に落ちて

低レベルな悪夢に迷わされて

ナニがドコでナニがドレなのかも、どうでもよくて

麻痺して
痺れて
息を止めて
思考回路は停止して

水のない海で

僕は溺れていたんだ

 

Rock 'n' Roll Poemer's

Rock 'n' Roll Poemer's

ロックンロール・ポエマーズとお読みください。ロックンロールのキモチと、大人になった今だからこそ青臭くも躍動する、そんな言葉を。ポエマーだからこそ、愛とか恋とか友とか家族を語れるんじゃないでしょうか? とか思いながら。全50編で完結予定です。よろしければアラサー中盤のお父さんの言葉遊びにお付き合いくださいませ。Rock 'n' Roll !!

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-06-02

Copyrighted
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  1. Rock 'n' Roll Poemer's
  2. 孤独の欄外
  3. 夢見
  4. さんきゅー
  5. 言葉にしたら
  6. 始まりだす
  7. 泥酔