Vision

 窓に映るよ 見知らぬ子。
 自分が映った はずなのに。
 ありえたはずの 我なのか
 それとも誰か 他人の子。
 あちらもこちらを 見つめてる。
 恐くてこの目を そらせない。
 時間がどれだけ 過ぎたのか
 暗闇来たりて 影、消えた。
 闇が包んで 連れ去りし
 あの子の姿 今いずこ。

     <了>

Vision

Vision

幻想系の短い詩です。 (特に実在の事物や歴史等との関係はありません)。

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-31

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