夜中の朝

寝つけない寝つけない
もうあさになる

よなかのあさ

ふとんのうえにころがる。
きのうのことをかんがえる。

ふとんのうえで
じぶんはさかのぼるさかのぼる

そんなじかんをすごしているひとが
いませかいにどのくらいいるのか。

つちのいえのひとも
こおりのいえのひとも
きのうえのいえのひとも
こんなことをかんがえているのか。

そとはもうまだみぬあした
きのうとおなじタオルをかけて。
やすもう

夜中の朝

夜中の朝

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-31

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