ひまな大学生の一日

思い立ったように書いたので許してください

えぴそーど0的なやつ

≪入学式まで一週間をきった。これから四年間嫌でも暮さなければいけない若者の部屋は充分、人が住めるようにセッティングはできた。
『後は、ゴミ袋と段ボールをまとめて車の中に入れるだけで大体終わりかなぁ?』
と、母親に質問をし確認をした
『そうねぇ、あと足りないものがあったらスーパーで買うなり、百均で買うなり自分で行動してよ。来週には身の回りのことは自分でやらなくちゃいけないんだから。あ!家に忘れ物とかあったらちゃんと連絡しなさいよ!段ボールに詰めてちゃんとおくるから。』
母親は息子の質問に対しては浅い返事をし、後はすべて求めてもいない助言をした。その母親の返事に対し息子は
『わかったわかった、はいはい!』
と少し苛立ちながら応える
部屋の戸の前に置いてある、中に何も入っていない段ボールを全て畳み終えその近くに置いてあるゴミ袋とともに、行き自分が乗ってきた車の中に段ボールとゴミ袋を敷き詰める。これで一人暮らしの準備は終了した。戸の前のチリやホコリを掃いている母親に終わったことを伝えると
『GWには帰ってくるんでしょ!?心配になったらすぐ連絡しなさいよ!』と、上からではあるが先ほどとはまるで違う態度で息子に寄り掛かる
『はいはい、するする』と息子は空返事をした
その後、母親は息子に対して五分以上の一方的な会話をし車に乗り込んだ。息子が息をつく間もなく、車の窓から顔を出し
『戸締りはしっかりしなさいよ~!』と伝えて嵐の如く去って行った。≫








という、まるで何か物語が始まるような文章を富田恵介は書き出した
ふと思い立ったように小説の冒頭を書き上げたがいいが、そこから先の展開は何も考えてなかった
そして富田恵介はつぶやく。
『俺って作家の才能ないわ』
こうして貴重な日曜日の午後の時間をあっけなく消費する

ひまな大学生の一日

富田恵介は八割方、自分がモデルです。

ひまな大学生の一日

どこにでもいるのかは分からないけど一人暮らしをしている大学生、富田恵介の超短編小説。 特にシリアスにはなりません。続編ありです。

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-26

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