午前3時の独白

午前3時に溶け込もう
冷えた土に蹲ろう
昼間の熱は全て宇宙へ逃がしてくれた
この夜に溶け込もう

悲しい歌が聴きたくなったり
吸った事のないタバコを吸いたくなったり
暗い誰もいない海まで出かけたくなったり

まるで"これから"のため
今の内に寂しさとか弱さとかを詰め込もうとするような
そんなプラスティックな思考

この独白は夜行性
音も無く僕を夜に引きずり込む
そうしてまた
現実が滞留する
本当は食べられているんだ
午前3時の独白に

午前3時の独白

ありがとうございました。

午前3時の独白

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-25

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