大地

大地を踏んで歩き
地球と一体になる

地球の肌に直に足を添えて進むとき
時間を超えた大きさをかんじる

まだ冷たい空気の中
空が白んで西の山にオレンジ色の光が射すころ

木造の橋をギシギシ渡り
近くの池の牛ガエルの鳴く声をきく

寺の境内の
石畳の硬さ
砂利道のザクザク
苔と雑草がはえた無舗装の土の歩道のやわらかさ

足の裏に伝わるそれぞれの感触
踏みつけているからもうしわけないのだけれど
地球から生まれた自分が地球に触れているうれしい瞬間

大地

大地

この時期、早朝の散歩はとても気持ちいいです。舗装路でなく、なるべく土の上とかを歩きたいですね。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-23

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