近未来小説「 Neo Border - The near future -」

The near future　＜ワインとシャイニングキャンディー＞020

--- ここでメディアと世論、世の中の流れを整理してみましょう

@ 　"Neo Border Company"は"Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス（ネットパニック）"から地球を救った！

@　"仮想地球（Globe of Virtual Reality）"が生み出した、悪しき"Ragnarok・ラグナロク（人工知能型ウイルス）"を倒すため 各国家は国を越えて協力し、あらゆるフィールドのの電子頭脳ブレーンが集結。
"Neo Border Company"の緊急対策本部が中心となり"Ｓａｖｉｏｒ・セィヴィアー（人工知能型セキュリティ）"をもって戦いに勝利したことは、 人類が初めてあらゆる意識を乗り越え一致団結できる事を証明し、 それは新たな全人類の共存への未来を切り開くものである。

@　"地球の悲鳴""人類の悲鳴"に続き"Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス（ネットパニック）"は 世界中に大きな爪あとを残し、多くの尊い命が失われた。
私たちはこのようなことが二度と起こらないことを願い、 現実国家群の提唱するグローバルセキュリティシステム"国境システム「Neo Border Gateway」"を支持しよう！
人類は協力し合うことができ、ひとつになれることが証明された
これからはこのひとつになった世界が、ウイルスなどの無い安心、安全で、 治安が守られる理想的なネットワークによって再び繁栄を取り戻さなければならない。
それには新たなグローバルセキュリティシステムは必要であり、
"国境システム「Neo Border Gateway」"は、理想的、現実的に全て備えている！

そして、これら世論に大きな追い風となる、
数か月後に製作、公開された"Ragnarok Crisis・ラグナロククライシス（ネットパニック）"の ノンフィクション映画　「A Month」　は空前の大ヒットとなります。
このストーリーから現実国家郡は正義のグループ、仮想国家郡は悪のグループという印象を全人類にしっかり植え付けました。

つまり
世論のほとんどの認識は、悪の"仮想地球（Globe of Virtual Reality）"、正義の"Neo Border Company"という状況となったのです。

さらに、"Neo Border Company"は "国境システム「Neo Border Gateway」"の、 グローバルセキュリティシステムの推進の他に、エネルギー供給システム"Super Energy system"を開発をすすめ、
新たなダウンサイジングとイノベーションによって、 飛躍的なエネルギー高効率化に成功。 エネルギー資源の枯渇化が刻一刻と迫る人類の、希望のエネルギー供給システムも同時に提供し始めました。

まったくこの状況の中でだれが"国境システム「Neo Border Gateway」"への異論を唱えられるでしょう・・・

四面楚歌の歌が聞こえます　---

「Neo Border Company」は世界中の支持をバックに、映画　「A Month」公開　一ヵ月後に人工衛星「Shining Candy」7号機を打ち上げます。
この衛星には新たな"国境システム「Neo Border Gateway」"と"Super Energy system"を搭載しています

「Shining Candy」7号機は、他の人工衛星「Shining Candy」よりも、いろいろな面で、はるかに強力な機能を備えていますが、 話が飛んでいきそうなので詳細は別の機会に

あらためて、
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとなった「Neo Border Company」は今、世界を飲み込もうとしています。 しかし、本当にこのままでいいのでしょうか。
この勢いの始まりはねつ造という悪しき行為からはじまったのです。
どんな理由があったとしても、
今回ネットパニックを起こしたために、 多くのインフラや文明、文化が破壊され、多くの人々が犠牲になってしまった事は、 肯定するわけにはいかないでしょう？

証拠をねつ造し、嘘にウソを重ね、世論をあざむいて築こうとする未来は、

何のための未来？

誰のための未来？

あなたは、次なる未来を築く子供たちに、プライドをもってこの未来を、 渡すことができますか？