自分の色

自分の色

青い色、綺麗な色、一番好きな色
僕は青色が好き、だから初めに無くなるクレヨンの色はいつも青

僕が欲しい色、海の色、青くてキラキラした綺麗な色
でもこの青は青じゃない空の色が水面に反射してそう見えてるだけ

僕の欲しい色、海に映っているのは空の色
空になれたらこの色は僕になる

でも気球じゃずっと空に飛んでることは出来ないし
飛行機じゃ空に触れられない。

空の色を持った海
海は僕に青を渡そうとしない、小さなビンで青を盗んでもそれは少しくすんだ無彩色でしか無い

皆がこの色を手に入れようとしてるけどその方法がわからないんだ
でも僕は他の人より少し頭がいいからその方法を知っている
その方法は僕が海になることで僕が海になれば空の色は僕になる

皆がこれまでの僕のように僕を見て悔しがるだろう
色のない無彩色な色達


僕は他の色より少しだけ…

自分の色

自分の色

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-21

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